2016年度工学院大学 先進工学部機械理工学科
△工業力学2(Engineering Mechanics 2)[4134]
2単位 中島 幸雄 教授 [ 教員業績 JP EN ] 金 哲 夫 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 先進工学部機械理工学科の学生として、世界の共通語である英語の力学用語を使いこなせるようになるために、英語の教科書を使用する。本科目は大学1年生時に今後の専門科目の授業を理解するために必要な力学の基礎知識を身につけることをねらいとする。入学時の到達度差に配慮して、高校物理程度の基本的な事項からはじめるが、最終的にはより理論的で厳密な内容も取り扱う。講義を通して工学関連の諸力学の土台作ることが目標である。授業形態は講義と演習・小テストを交互に行う。
- <受講にあたっての前提条件>
- 本科目では、「工業力学T」履修程度の知識を前提とする。
- <具体的な到達目標>
- 力学に関する基礎学力を身につけること。
以下に具体的な達成目標を示す。 1)各種物理量と単位系、ベクトル量の取り扱いを理解する。 2)Free body diagramを描くことができる。 3)つりあい条件を理解し、適用できる。 4)動力学を理解する。 5)質点系のモデル、回転系の力学を理解する。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週:Structure in equilibrium and Centroids and center of mass
準備学習 教科書の2.5節を予習する。演習(Example 6-1から6-3) Homework (6-1から6-4)
第2週: Centroids and center of mass 準備学習 教科書の2.6節を予習する。演習(Example 7-1から7-5) Homework (7-1から7-5)
第3週: Dynamics−Motion of points (kinematics) 準備学習 教科書の3.1節を予習する。演習(Example 8-1から8-3) Homework (8-1から8-4)
第4週: Acceleration in various forms 準備学習 教科書の3.1節を予習する。演習(Example 9-1から9-2) Homework (9-1から9-4)
第5週: Rotating unit vector, tangent and normal components dynamics 準備学習 教科書の3.1節を予習する。演習(Example 10-1から10-3) Homework (10-1から10-2)
第6週:1限目−Exam 2限目−Explanation of Exam and homework
第7週:Combined Exam、、学習内容の振り返り
- <成績評価方法>
- テスト(Exam):70%
演習、宿題(Exercise、 homework):15% 小テスト(授業中に実施):15% 上記合計がグレードD以上の者に単位を認める 全講義日数の3分の1以上(3回以上)欠席した場合は受講放棄と見なし一切の成績評価をしない 演習の時間に終わらない演習問題は宿題とする(宿題は次回の授業の開始前に提出すること、遅延の提出は減点する)
- <教科書>
- Statics and Dynamics (生協で購入のこと)
- <参考書>
- −「工学のための力学」 ベアー/ジョンストン、ブレイン図書出版、508.R41(図書館)
−「よくわかる工業数学」 萩原義彦、501.H14ア(図書館) −「詳細 工業力学」 入江敏博、理工学社(生協) −Engineering Mechanics: Statics & Dynamics (5th Edition)、 Bedford and Fowler、Prentice Hall
- <オフィスアワー>
- 木曜日:16:00以降(04−804室)
- <学生へのメッセージ>
- 力学の基本的な事柄をしっかり理解しあらゆる場面で応用が利くようにすることがポイントです。外国の人は「なぜこんな簡単なことを質問するの?」と思われることでも、平気で質問します。今後海外で活躍するには質問力も重要ですので、わからないことは授業中に質問するか学習支援センターで解決してください。「聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥」 と祖母が良く言っていたのを思い出します。
- <備 考>
- 小テストで計算機を使用するので、中間/期末テストはもちろん授業にも持参のこと。
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