2016年度工学院大学 先進工学部応用物理学科
△半導体工学I(Semiconductor Engineering I)[5D23]
2単位 山口 智広 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- ダイオード・トランジスタなどの電子デバイス、LED・太陽電池・センサーなどの発光・受光デバイスの材料となる半導体について、基礎事項からデバイス応用までを学ぶ。具体的には下記事柄の習得をめざす。
(1)半導体に関する基本的な用語を理解する。 (2)半導体中の電子,正孔の電気伝導について定量的に理解する。 (3)半導体デバイスの動作原理を理解する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 本科目は、【III群】専門科目の導入科目となる。
- <具体的な到達目標>
- 本講義の履修を通して下記事項ができるようになることをめざす。
(1)半導体に関する基本的な用語を理解し、説明できる。 (2)半導体中の電子,正孔の電気伝導について定量的に理解し、表現できる。 (3)半導体デバイスの動作原理を理解し、説明できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 第一週 ガイダンス
本講義の位置づけ、本講義のねらいや到達目標を理解する <テキスト1章(p.3〜p.10)> 第二週 固体のエネルギーバンド−1 エネルギーバンドの概念を理解する <テキスト2章(p.11〜p.15)> 第三週 固体のエネルギーバンド−2 量子力学的な考え方に触れる <テキスト2章(p.15〜p.19)> 第四週 固体のエネルギーバンド−3 金属・半導体・絶縁体のエネルギーバンド構造の違いを理解する <テキスト2章(p.19〜p.22)> 第五週 真性半導体とn型半導体、p型半導体 真性半導体とn型半導体、p型半導体の違いを理解する <テキスト2章(p.22〜p.24)> 第六週 電子、正孔の分布と密度 真性半導体とn型半導体、p型半導体のキャリア密度について考える <テキスト2章(p.25〜p.32)> 第七週 半導体の電気伝導 ドリフト電流と拡散電流を理解する <テキスト3章(p.33〜p.40)> 第八週 pn接合 pn接合をエネルギーバンド図を用いて考える <テキスト4章(p.41〜p.49)> 第九週 ショットキー接合 ショットキー接合をエネルギーバンド図を用いて考える <テキスト4章(p.41〜p.49)> 第十週 ダイオードの電流-電圧特性−1 少数キャリアの振る舞いを理解する <テキスト4章(p.49〜p.54)> 第十一週 ダイオードの電流-電圧特性−2 電流−電圧特性を理解する <テキスト4章(p.54〜p.58)> 第十二週 バイポーラトランジスタ バイポーラトランジスタの動作原理に触れる <テキスト5章> 第十三週 MOSFET MOSFETの動作原理に触れる <テキスト6章> 第十四週 学習内容の振り返り
- <成績評価方法>
- 原則として、定期試験(7割)と授業内実施の確認テスト・課題およびレポート(3割)として評価する。
- <教科書>
- 「電子デバイスの基礎と応用」長谷川文夫・本田 徹 共著(産業図書)
- <参考書>
- 「半導体デバイス-基礎理論とプロセス技術」:S.M. ジィー (産業図書)
- <オフィスアワー>
- 金曜日 13:00〜15:00(八王子校舎・5号館804号室)
そのほかの時間を希望する学生は、あらかじめメールでコンタクトをとるように。 メールアドレス:ct13354@ns.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- この科目で学ぶ事柄は専門科目の基礎となるので、十分に内容を消化するよう努力すること。
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