2016年度工学院大学 先進工学部応用物理学科

生命化学概論(Introduction to Chemistry and Life Science)[2227]

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1単位
今村 保忠 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
辛  英哲 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
小山 文隆 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
坂口 政吉 講師  [ 教員業績  JP  EN ]
水島 純子 特任教授  [ 教員業績  JP  EN ]
阿部 克也 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
生命化学科での生命科学の学びの基礎となる項目について、生命科学を専門とする学科教員が分担して解説する。各教員の専門領域に関連したトピックスを交えて話すことで、本学科での学びの全体を把握できる。

<受講にあたっての前提条件>
生命化学科を志望する学生は必ず受講すること。

<具体的な到達目標>
生命化学科での生命科学の基礎を身につける。

<授業計画及び準備学習>
授業前にキュポートにより学習の準備について周知される。また、授業時に資料を配布する場合もある。

第0回 生命化学科での学び  4年間の学科での学習及び生活についてのガイダンスを行う。
第1回 生物の特徴と生命化学 (今村)
 生物の多様性と共通性について概観する。
1 多様な生物の共通点
2 生物の共通性としての細胞
3 すべての生きものは、共通の分子を使う

第2回 生命活動とエネルギー (辛)
 生命現象を物質とエネルギーの観点から眺める。
1 エネルギーと代謝
2 代謝にかかわる酵素
3 生体内におけるエネルギー変換
4 ミトコンドリアについて

第3回 遺伝子とそのはたらき (水島)
 生物の特徴の一つである遺伝について概説する。
1 正確に伝わる遺伝情報
2 DNAの構造
3 ゲノムと遺伝情報
4 細胞分裂とDNAの複製

第4回 遺伝情報とタンパク質の合成 (坂口)
 遺伝情報がどのように利用されるかを知る。
1 遺伝情報の流れ
2 転写
3 翻訳
4 遺伝子の発現と生命現象

第5回 生物のからだ (今村)
 多細胞生物はどのように形づくられ、機能しているのかを概観する。
1 細胞と組織
2 体内環境の特徴
3 心臓と血液循環
4 神経とホルモンによる体内環境の調節

第6回 免疫 (小山)
 免疫の働きを知る。
1 免疫
2 自然免疫
3 免疫とヒト

第7回 光合成と生態系 (阿部)
 光合成と微生物や植物の関係を中心に、生態系のエネルギーや物質の流れを概観する。
1 光合成とは
2 生態系でのエネルギーの流れ
3 生態系での物質の循環

<成績評価方法>
授業時間に理解度確認の小テストを行い合計点で評価する。
A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。

<教科書>
特になし

<参考書>
ヴォート 基礎生化学 第4版 東京化学同人
(生化学Iの教科書として指定しています)

<オフィスアワー>
科目担当:今村 火曜日 13:30〜15:30 17号館355室
その他の分担担当教員には、メールで確認すること。

<学生へのメッセージ>
生命化学科のでの学びをとおして、新しい生命像を一緒に作り上げていきましょう。


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