2016年度工学院大学 先進工学部環境化学科

無機化学II(Inorganic Chemistry II)[3G38]

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2単位
吉田 直哉 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
無機化学はすべての元素を扱う学問であり,化学における基礎的な知識と問題の本質を把握する力が大切である。このような観点から,元素とその化合物の化学的・物理的性質に関する知識を各論を通して学習する。最外殻電子の数によって元素を族に分類すると、同じ族の元素は類似した性質を示す。また、元素は最外殻電子の満たされる軌道によって、1, 2族s-ブロック、13〜18族p-ブロック、3〜12族d-ブロック、3族f-ブロックの各ブロックに分類される。具体的には、これらの元素の一般的な性質と電子構造との関連性、化合物の化学的性質などについて理解することを目標とする。

<受講にあたっての前提条件>
・無機化学Iを受講し、単位を取得していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
・基本的な化学の知識を習得する。
・元素の周期性、一般的な性質と電子構造との関連性、化合物の化学的性質などについて理解する

<授業計画及び準備学習>
第1週 元素の周期律と電子配置
第2週 水素と化合物
第3週 1族元素と化合物
第4週 2族元素と化合物
第5週 17族元素と化合物
第6週 18族元素と化合物
第7週 12族, 13族元素と化合物
第8週 14族元素と化合物
第9週 15族元素と化合物
第10週 11族,3族元素と化合物
第11週 4族, 5族元素と化合物
第12週 6族, 7族元素と化合物
第13週 8族, 9族, 10族元素と化合物
第14週 学習の振り返り

<準備学習>
教科書各ページ下のキーワードの意味を予習しておく。

<成績評価方法>
授業中に課すレポート30点満点, 定期試験70点満点で評価し, 合計60点以上を合格とする.

<教科書>
「工学のための無機化学」山下・片山・大倉・橋本著 (サイエンス社)

<参考書>
「基礎無機化学演習」花田禎一著 (サイエンス社)
「リー 無機化学」 J.D.LEE著 浜口・菅野訳 (東京化学同人)
「シュライバー・アトキンス 無機化学(上)」Atkins他著 田中・平尾・北川訳 (東京化学同人)

<オフィスアワー>
前期水曜 9:00〜11:30、17:30〜19:00
八王子12号館3F 309号室
質問・相談はメールでも受け付けます。研究室(12号館309号室)への訪問も歓迎します。
nyoshida@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
無機の各論は、化学現象の普遍的事実を扱う「化学の真髄」なので、しっかり身に付けて下さい。教科書各ページ下のキーワードを簡単に説明できるように復習することが大変有効です。


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