2016年度工学院大学 先進工学部環境化学科

物理化学II(Physical Chemistry II)[2G29]

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2単位
赤松 憲樹 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
本講義では、初めに固体<=>液体<=>気体のような物質の物理的変態を、純物質および2成分溶液など簡単な混合物について学び、分離操作の基礎を理解する。次に化学反応に関して、反応の速さおよびその濃度や温度に対する依存性、速さを決める因子について学ぶ。最後に可逆反応に関して大切な化学平衡について学び、反応の平衡組成がギブズエネルギーを用いて予測できることを理解する。

<受講にあたっての前提条件>
・物理化学Iを履修していること.

<具体的な到達目標>
・相の安定性や相転移を熱力学的に記述し,議論できる
・溶液の束一的性質を理解し,蒸気圧降下,沸点上昇,凝固点降下,浸透圧を議論できる
・化学反応の反応速度を記述することができ,議論できる
・化学反応における平衡状態を熱力学的に記述し,平衡組成を議論できる

<授業計画及び準備学習>
1.物理化学Iの復習,純物質の相図
 準備学習:物理化学Iの内容,とくにギブズエネルギー(3章)の復習をしておくこと
2.化学ポテンシャル,クラジウス・クラペイロンの式
 準備学習:教科書とノートを利用し、復習をしておくこと
3.部分モル量
 準備学習:教科書とノートを利用し、復習をしておくこと
4.ラウールの法則,ヘンリーの法則
 準備学習:教科書とノートを利用し、復習をしておくこと
5.束一的性質(沸点上昇,凝固点降下,浸透圧)
 準備学習:教科書とノートを利用し、復習をしておくこと
6.実在溶液と活量、活量係数
 準備学習:教科書とノートを利用し、復習をしておくこと
7.反応速度
 準備学習:教科書とノートを利用し、復習をしておくこと
8.積分型速度式(0次反応,1次反応,2次反応)
 準備学習:教科書とノートを利用し、復習をしておくこと
9.反応速度と温度
 準備学習:教科書とノートを利用し、復習をしておくこと
10.速度式の解釈
 準備学習:教科書とノートを利用し、復習をしておくこと
11.ギブスエネルギーと平衡組成
 準備学習:教科書とノートを利用し、復習をしておくこと
12.反応平衡定数
 準備学習:教科書とノートを利用し、復習をしておくこと
13.外部条件に対する平衡の変化
 準備学習:教科書とノートを利用し、復習をしておくこと
14.学習内容の振り返り
 準備学習:教科書とノートを利用し、復習をしておくこと

<成績評価方法>
試験を行い評価する.6段階のGrade(A+, A, B, C, D, F)で評価し,D以上の者を合格とする.

<教科書>
「アトキンス 物理化学(上)第8版」 東京化学同人 P. W. Atkins、J. de Paula著 千原秀昭、中村亘男訳
「アトキンス 物理化学(下)第8版」 東京化学同人 P. W. Atkins、J. de Paula著 千原秀昭、中村亘男訳

<参考書>
指定参考書なし

<オフィスアワー>
火曜日 17時30分〜18時30分 (7号館104号室)

<学生へのメッセージ>
集中して授業に臨み,しっかり復習をしてください.


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