| 2016年度工学院大学 先進工学部環境化学科
 
 
△分析化学I(Analytical Chemistry I)[1413]
 2単位
 石黒 慎一 非常勤講師
 
 
<学位授与の方針>| ◎ | 1. 基礎知識の習得 |  | ○ | 2. 専門分野知識の習得 |  |  | 3. 汎用的問題解決技能 |  |  | 4. 道徳的態度と社会性 |  | ○ | 5. 創成能力 | 
<授業のねらい>酸塩基反応と酸化還元反応はそれぞれ、多様な化学種の中で最も基本的なプロトンと電子の反応であり、化学反応の本質を理解するのに有効である。一方、酸塩基滴定、キレート滴定、酸化還元滴定、沈殿滴定など滴定分析法は基本的な分析法であると同時に実用的にも利用されている。分析化学Iでは、これら滴定分析法の基礎と応用について学習し、溶液中の化学反応について理解を深める。<受講にあたっての前提条件>特になし<具体的な到達目標>(1)	物質量と濃度と分析データの取扱いに関する基本事項をマスターする。(2)	滴定分析法を学習し、その基盤である化学量論と化学平衡の考え方を理解する。
 (3)	化学反応におけるプロトンと電子の役割について理解する。
<授業計画及び準備学習>1.	滴定分析の基礎(物質量と濃度)2.	化学量論と当量
 3.	誤差とデータ処理
 4.	酸塩基平衡と水溶液中のpH
 5.	酸塩基滴定(中和滴定)の基礎
 6.	酸塩基滴定の実際
 7.	緩衝溶液と指示薬、これまでのまとめ
 8.	錯形成平衡と錯体の安定度
 9.	キレート滴定の基礎
 10.	キレート滴定の実際
 11.	酸化還元平衡と標準電位
 12.	酸化還元滴定の基礎
 13.	酸化還元滴定の実際
 14.	学習のふりかえり
 15.
<成績評価方法>中間試験、期末試験、講義中に課す課題・レポートに対する取り組み・提出状況により評価する。課題・レポートの未提出や中間試験、期末試験の未受験は欠席扱いとし、4回以上の欠席の場合,原則として未履修扱いとする。<教科書>G. D. Christian著 原口ら訳 分析化学 T 基礎(丸善)<参考書>舟橋重信、定量分析—基礎と応用— (朝倉書店)<オフィスアワー>質問・相談は講義後に、あるいはメール(shin1_ishiguro@kyudai.jp)で受け付けます。<学生へのメッセージ>講義資料はキューポートに掲載します。 
 
| このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。 Copyright(c)2016 Kogakuin University. All Rights Reserved.
 |  |