| 2016年度工学院大学 先進工学部環境化学科
 
 
○微分(Differentiation)[1125]
 1単位
 菊田  伸 准教授
 
 
<授業のねらい>1変数関数の微分について学習する。具体的な内容は、べき関数・三角関数・指数関数・対数関数などの初等関数の微分計算、合成関数の微分法とその応用、不定形の極限値、高階導関数とその応用、テイラー展開とその応用などである。積分のほか、さらに高度な数学を学ぶための基礎となる科目である。<受講にあたっての前提条件>高校の数学を復習しておく。<具体的な到達目標>1. 微分の基本公式や合成関数の微分法を利用して、導関数を計算することができる。2. ロピタルの定理を利用して不定形の極限を計算することができる。
 3. 基本的な関数のマクローリン展開を作ることができる。
<授業計画及び準備学習>1. 微分係数と導関数関数の微分係数と導関数を定義して、整関数の導関数が計算できるようになる。
 準備学習:高校の数学の教科書を復習する。教科書1-3〜1-4節を熟読して問題を解いておくこと。
 2. 初等関数の微分法
 積と商、または三角関数等の導関数の公式を導き、基本的な初等関数の導関数が計算できるよう
 になる。
 準備学習:教科書1-5〜1-6節を熟読して問題を解いておくこと。
 3. 合成関数の微分法
 合成関数の微分の公式を解説して、対数微分法や多様な初等関数の導関数が計算できるようになる。
 準備学習:教科書1-8節を熟読して問題を解いておくこと。
 4. 逆三角関数
 三角関数の逆関数である逆三角関数を解説して、導関数の計算ができるようになる。
 準備学習:教科書1-7節を熟読して問題を解いておくこと。
 5. 不定形の極限
 導関数の応用として不定形の関数の極限値を求める。
 準備学習:教科書1-11節を熟読して問題を解いておくこと。
 6. 高次導関数とテイラー展開
 2階以上の導関数を計算して、テイラー展開で一般の関数を整関数で近似できることを学ぶ。
 準備学習:教科書1-12〜1-13節を熟読して問題を解いておくこと。
 7. 学習内容の振り返り
 準備学習:期末試験で解けなかった問題の解き方を教科書で確認すること。
<成績評価方法>補講期間に実施する期末試験100%。到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上の者に単位を認める。<教科書>長谷川研二 他「理工系のための微分積分」培風館<参考書>高木悟 他「理工系のための基礎数学」培風館<オフィスアワー>火曜日2時限目(八王子校舎総合教育棟01E-312室)それ以外でもメールで約束の上,対応可。
 
 
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