2016年度工学院大学 先進工学部応用化学科

応化物理学実験(Adavanced Physical Chemistry Laboratory)[6A12]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

1単位
飯田  肇 講師  [ 教員業績  JP  EN ]
渡部 隆史 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
応用化学科で学ぶ物理化学、分析化学、材料力学、電気化学など科目では基礎的な物理実験の素養が必要である。そのため、物理定数や物性を測定、計測する技術を身につける。

<受講にあたっての前提条件>
「物理学1」を受講、または受講中であること。

<具体的な到達目標>
(1)測定装置の原理,構造を理解し,適切な使用ができること。
(2)正確に測定や実験を実行することができること。
(3)測定データの精度を正しく理解し、コンピュータを用いた統計処理ができること。
(4)必要事項をすべて網羅しかつ無駄のないレポートによる報告ができること。

<授業計画及び準備学習>
第1週 実験の概要説明、レポート作成法
第2週から第7週
以下の4つの実験項目のうち3テーマの実験を行う。
いずれの実験テーマも2週にわたって行われる。
・回転モーメント:回転運動における角速度と慣性モーメントの測定
・熱電対の校正:物質の相転移を校正点とした熱電対の校正
・光の回折・干渉:回折格子を用いた線スペクトル波長の測定
・RC回路の特性:RC回路の周波数特性と位相特性の測定

<成績評価方法>
指定された実験テーマすべてのレポートの提出を必須とし、それぞれのレポートによって成績を評価する。このレポートの評価により、A+、A、B、C、D、Fの6段階のGradeで評価する。A+〜Dの者に単位を認める。

<教科書>
「物理学実験」(学術図書出版:工学院大学物理学教室編)

<参考書>
「新しい誤差論-実験データの解析法」(共立出版:吉澤康和)
「物理学講義 改定版」(培風館:加藤潔)

<オフィスアワー>
土曜日3限の時間帯、12-105室

<学生へのメッセージ>
この授業は予習が必須です。教科書および実験ノートは必ず購入し、実験日の前までに教科書または配布プリントの該当する項目を熟読することが重要です。


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2016 Kogakuin University. All Rights Reserved.