2016年度工学院大学 先進工学部応用化学科

生物化学III(Biological Chemistry III)[2G27]

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2単位
杉山 健二郎 講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
生体内物質代謝のうちの脂質代謝,炭酸同化,および窒素同化について理解する。また,それらに関連して,光合成や窒素固定の仕組み,アミノ酸の代謝,核酸の化学を理解する。

<受講にあたっての前提条件>
生物化学Tおよび生物化学Uを受講していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
(1)エネルギー代謝における脂質の中心的役割を理解する。
(2)炭素、窒素の同化機構を理解する。
(3)光合成の機作を理解する。
(4)遺伝情報を担った核酸の構造と性質を理解する。

<授業計画及び準備学習>
1. 代謝概説
準備学習:教科書286〜297ページを通読しておく
2. 糖質の代謝
準備学習:「生物化学U」で習った解糖系、クエン酸サイクル、糖新生の概要を整理しておく
3. 脂質の代謝,脂質の消化と吸収
準備学習:教科書428〜432ページを通読しておく
4. 脂肪酸の酸化
準備学習:教科書432〜442ページを通読しておく
5. 脂肪酸の生合成と代謝調節
準備学習:教科書443〜451ページを通読しておく
6. 光合成−明反応
準備学習:教科書408〜419ページを通読しておく
7. 光合成−暗反応
準備学習:教科書419〜425ページを通読しておく
8. アミノ酸の代謝,タンパク分解
準備学習:教科書464〜482ページを通読しておく
9. アミノ酸の分解
準備学習:教科書473〜482ページを通読しておく
10. アミノ酸の生合成
準備学習:教科書483〜490ページを通読しておく
11. 窒素固定
準備学習:教科書494〜498ページを通読しておく
12. 核酸の化学
準備学習:教科書25〜30ページを通読しておく
13. 核酸と遺伝
準備学習:教科書30〜45ページを通読しておく
14. 学習内容の振り返り
準備学習:定期試験で解けなかった問題の解き方を考えておく

<成績評価方法>
授業にきちんと出席することが成績評価の前提。試験期間に授業内容すべてを範囲とする学期末試験を実施する。A+〜Fの6段階評価でD以上を合格とする。

<教科書>
ヴォート「基礎生化学第4版」田宮他訳(東京化学同人)

<参考書>
テイツ・ザイガー「植物生理学第3版」(培風館)

<オフィスアワー>
火曜日15:30〜17:00 八王子校舎17号館206号室(食品化学工学研究室)
簡単な質問は授業後の教室でも受け付ける

<学生へのメッセージ>
疑問点があれば積極的に質問してください。


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