2016年度工学院大学 先進工学部応用化学科
知的財産権法(Intellectual Property Laws)[1N20]
1単位 福田 伸一 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 身近であるにもかかわらず、案外、その存在や重要性が知られていない知的財産権全般について、幅広い知識を習得すること。
社会人として、例えば企業で研究開発に従事するに際して避けて通ることができない知的財産権(特に特許制度)との関わりについて、最低限必要とされる知識を習得すること。
- <受講にあたっての前提条件>
- 知的財産権技能検定3級合格相当の知識の習得に意欲的なもの
- <具体的な到達目標>
- 社会人として、最低限必要な知的財産に関する基礎的な知識を理解できる。
特に開発に携わる研究者として、主に特許法の体系や固有の制度を正確に理解できる。 企業の海外展開に対応するのに必要な条約を理解できる。 特許のみならず、様々な知的財産について理解できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1回 社会生活と知的財産、知的財産権
(教科書5頁〜23頁) 身近にある知的財産、企業活動における知的財産の重要性を学ぶ 知的財産基本法に規定される「知的財産」、「知的財産権」について、各々の概要を学ぶ 第2回 産業財産権の1(特許法) (教科書第1章) 特許法の目的、発明、出願から登録に至る流れ、固有の制度を学ぶ 第3回 産業財産権の2(意匠法) (教科書第2章) 意匠法の目的、意匠の創作、出願から登録に至る流れ、固有の制度を学ぶ 第4回 産業財産権の3(商標法) (教科書第3章) 商標法の目的、商標、出願から登録に至る流れ、固有の制度を学ぶ 第5回 その他の知的財産権等(著作権制度、不正競争防止法、種苗法) (教科書第5章等) 著作権法、不正競争防止法、種苗法の各々について、その概要を学ぶ 第6回 知的財産の国際性(パリ条約等)、産業財産権の活用 (教科書94頁〜97頁、教科書第4章等) パリ条約、PCT条約、その他、知的財産に関連する条約類の概要を学ぶ 実施権(クロスライセンスを含む)、侵害訴訟等、産業財産権の積極的・消極的活用方法を学ぶ 第7回 @知的財産に関する資格等 A学習成果の確認(授業内試験) 知的財産に関する資格について知る 学習成果の確認を行う
- <成績評価方法>
- 学習効果の確認(授業内試験)に基づいて知的財産権に関する習熟程度を判断し、成績評価する。
- <教科書>
- 産業財産権標準テキスト 総合編 独立行政法人工業所有権情報・研修館発行
- <参考書>
- 産業財産権標準テキスト 特許編 独立行政法人工業所有権情報・研修館発行
- <オフィスアワー>
- メールにより随時受け付ける(アドレス:shin@fukudapatent.jp)
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