2016年度工学院大学 先進工学部応用化学科
△スポーツ科学(k)[1D38]
2単位 武田 典子 准教授
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ◎ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- スポーツ科学と健康科学の理論や研究、実践活動について学ぶことにより、身体の仕組みや運動の役割、生活習慣病やメンタルヘルスについて理解を深め、在学中及び卒業後の健康づくりやスポーツ活動に役立つ知識とスキルを身につけることをねらいとします。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし。スポーツ科学と健康科学に興味のある学生の受講を歓迎します。
- <具体的な到達目標>
- ・教養としてのスポーツ科学を理解し、実生活においてスポーツの実践やスポーツ文化を楽しめるようになること
・身体の仕組みや疾病について理解し、健康に関する自己管理のスキルを身につけること ・授業で習得した知識に基づき、自分自身の専門分野(工学)と健康との繋がりを考察できるようになること
- <授業計画及び準備学習>
- 【授業計画】
1. ガイダンス、日本と世界の健康問題 近年の国内外の健康にまつわる諸問題について概観し、健康とは何かについて考察する 2. 身体と運動 身体の仕組みと運動が身体に及ぼす生理学的影響について解説する 3. 肥満・痩せと生活習慣 生活習慣病の評価方法と改善のための運動と食事の役割について学ぶ 4. トレーニングのメカニズム 運動処方の理論と各自の目的に合ったトレーニング方法、ならびにAEDなどの運動時における安全の確保の仕方について学ぶ 5. 睡眠とメンタルヘルス 睡眠のメカニズムとうつ病について理解し、ストレスマネジメントの方法について学ぶ 6. 老化に伴う身体機能の変化 老化に伴う身体機能・精神機能の変化と認知症などの高齢者特有の健康問題について学ぶ 7. スポーツと社会(1) アスリートを支えるスポーツ科学(バイオメカニクス、スポーツ栄養学、スポーツ心理学など)について解説する 8. スポーツと社会(2) スポーツ文化学やスポーツビジネス学を通じて、スポーツと社会の関わりについて考察する 9. スポーツと社会(3) 身体活動・運動に関する政策、社会的要因と健康、ヘルスリテラシーについて解説する 10. 子どもの健康 現代の子どもの生活習慣とそれに起因する健康問題について学ぶ 11. 健康を支援する工学 生活支援工学とユニバーサルデザインの概要について理解する 12. 身体活動と環境 近隣環境が健康や身体活動の促進に対してどのような影響を及ぼすかについて理解する 13. 運動の習慣化と社会環境 第12回までの内容を踏まえて、運動の習慣化とそれを支える社会環境の構築の方法について考察する 14. 学習内容の振り返り
【準備学習】 授業前は、シラバスを基に授業内容に関する身近な出来事やマスメディアに興味を持ち、情報を収集するようにしてください。授業後は配布資料や紹介した参考書を用いて内容を理解するともに、授業で習得した知識やスキルを実際の生活において積極的に活用してください。
- <成績評価方法>
- 2014年度以前に入学した学生については、定期試験(60点)と各授業のミニレポート(40点)を合算して総合成績評価とし、60点以上を合格とします。
2015年度以降に入学した学生については、定期試験(60%)と各授業のミニレポート(40%)を合算して総合成績評価とします。A+、A、B、C、D、Fの6段階のGradeで評価し、A+からDの者に単位を認めます。
- <教科書>
- 指定教科書なし。授業時に資料を配布します。
- <参考書>
- 早稲田大学スポーツ科学学術院編 「教養としてのスポーツ科学―アクティヴ・ライフの創出をめざして」(大修館書店)
九州大学健康科学センター編 「実習で学ぶ健康・運動・スポーツの科学」(大修館書店) その他、授業中に適宜紹介します。
- <オフィスアワー>
- 水曜日12:50〜13:40 (八王子キャンパス体育館 保健体育科教員室)
- <学生へのメッセージ>
- 生活習慣病やうつ病などの身近に起こりうる健康問題やスポーツ科学に関するトピックについて分かりやすく解説するようにします。
身体を動かすことはさまざまな面で生活を豊かにすることに役立ちます。自分自身や身近な人の現在と将来について考えながら、身体と運動について学んでいきましょう。 また、工学は健康と親和性が高い学問分野ですので、自分自身の専門が健康の維持・増進にどのように関わるかについて考える機会となればよいと思っています。
- <備 考>
- 授業計画は、授業の進行状況に応じて予定を変更する場合があります。
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