2016年度工学院大学 先進工学部生命化学科
△経営学B(Management B)[1K52]
2単位 久保 隆光 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ◎ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- いま、みなさんが学んでいることが、そしていずれみなさんが企業で開発、生産、管理、情報配信するものが、企業でどのように具体的に行われているのか気になりませんか?企業に携わるということは、経営に携わることにつながります。企業の考えを知り、行動、動向を把握するとともに、自分と企業との関係を考えてみませんか?そして、企業で働くということ、自分の働き方について自分なりに考えてみませんか?
エンジニアとして何かを「作る 造る」ことを今学んでいると思いますが、自分の将来を「創る」こと(職業人生、キャリア)も考えてみませんか? そこで、本講義ではいずれみなさんが働くことになる企業について考えてみます。そもそも企業とは何でしょう?企業がどのような考えのもとにどのような行動をとっているのでしょうか?「企業の理念と行動」を理解しながら、まずは企業とは何かを考えていきましょう。経営、マネジメントの観点から議論していきましょう。 そして、企業で働くということについても考えていきます。みなさんは、将来どんな働き方をしたいですか?あるいはどんな働き方を想像していますか? いま学んでいることをどのように企業で活かすのか、将来の職業人生やキャリアについて考えてみませんか?企業がどのような考えと行動のもとに従業員を管理しているのか?人事管理上の企業の考え方「理念と行動」を把握しながら、これからの自分の働き方を想像し創造する機会の場となることも本講義のねらいのひとつです。企業を知ることで、自分の働き方も考えてみませんか? 本授業の最終的なねらいは、企業の仕組みを理解し企業の行動原理を把握すること、そしてそれらを通じてみずからの働き方、キャリアを模索することです。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし
- <具体的な到達目標>
- 企業の仕組みを理解し企業の行動原理を把握すること、そしてそれらを通じてみずからの働き方、キャリアを検討することが最終的な到達目標です。
企業の仕組み、行動原理を、経営・マネジメント(ヒト、モノ、カネ、情報の管理)の観点から検討していきます。とくに、ヒト(人事労務管理)に焦点を当て日本企業の「理念と行動」に注目して講義を展開してきます。以下の4つが説明、解説できることが具体的な到達目標です。 @企業の仕組み(企業形態、組織形態・構造)と企業の理念(経営理念、組織文化、社会的責任)を説明できる。 A日本企業を取り巻く環境および日本的経営の特徴とその限界について解説できる。 B日本企業の人事労務管理制度、人的資源管理制度について説明できる。 C自分のこれからの働き方を模索する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.経営とは
2.企業で働くということ 3.企業と組織の形態および株式会社の仕組み 4.テイラー、科学的管理、フォードシステム、生産管理 5.日本企業の昇進、評価制度 6.日本企業の賃金制度 7.日本企業の報酬管理 8.日本企業の人材育成、教育訓練 9.就活or就社 10.「新卒採用に見る日本企業の動向」 11.日本的経営の特徴と限界 12.労働時間とワーク・ライフ・バランス 13.グローバル化、社会的責任(CSR)とコーポレートガバナンス 14.学習内容の振り返り
- <成績評価方法>
- 成績評価は、学期末試験(70%)とレポートおよびコメント・リアクションペーパー等(30%)によって行い、総合評価60点(100点満点)以上を単位取得として認定します。(2015年度以降の入学生については、Grade D以上の者に単位を認めます)。
- <教科書>
- 講義ごとにプリントを配布します。
- <参考書>
- 講義内で必要な書籍、資料ウェブ・サイトを紹介します。
- <オフィスアワー>
- 講義前後に講師室にて対応します。
- <学生へのメッセージ>
- 受講に際し、社会的マナーを順守しない場合は、厳正に対処します。
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