2016年度工学院大学 先進工学部生命化学科
ドイツ語I(German I)[6208]
2単位 柳 勝己 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 学習者は、この授業で主にドイツ語を習う。並行してドイツ、オーストリア、スイスなどドイツ語圏の文化、社会に関する知識を得る。学習者は、ドイツ語圏の文化、社会を考察することによって、その問題領域をドイツから世界、ひいては日本へと引き付けて考える思考態度を身に付ける。
- <受講にあたっての前提条件>
- 毎回1〜2時間の準備学習が受講にあたっての必須の条件になる。大学設置基準によっても定められているこの自習時間を毎週確保することが受講にあたっての前提条件である。
- <具体的な到達目標>
- ドイツ語の基本的な文法知識を身に着け、簡単な文章を理解し、作文出来るようにする。ドイツ語Tの学力では、週一回のコミュニケーションを中心とした授業は困難なので、学習者は、読み書き出来る文章はゆっくりでも正確に話せるようにする。つまり会話の前提条件を整える訳である。
また学習者の中で意欲のある者は、初夏と秋に行われるドイツ語検定試験4級を目標にするとよい。授業内容とほぼ同じ文法範囲内の問題が出題される。結果を見てその意欲を成績評価の参考にしたい。
- <授業計画及び準備学習>
- 前期
第1回 第1課 文字と発音 第2回 第2課 動詞の現在形(その1)現在人称変化 第3回 第3課 動詞の現在形(その2)語幹が-t, -dで終わる動詞 第4回 第4課 動詞の現在形(その3)重要な不規則動詞 第5回 第5課 名詞の性と格(定冠詞の格変化) 第6回 第6課 不定冠詞の格変化 第7回 第7課 定動詞の位置(1)語順 第8回 第8課 動詞の現在形(その4)a→ä、e→i(e)となる動詞 第9回 第9課 複数形と特殊な変化をする名詞/第10課 定冠詞類と不定冠詞類 第10回 第11課 前置詞(1)2格、3格、4格支配の前置詞 第11回 第12課 前置詞(2)3・4格支配の前置詞 第12回 第13課 人称代名詞の格変化と目的語の語順 第13回 ドイツのドキュメンタリー映画 第14回 学習成果の確認(授業内試験)
後期 第1回 第14課 話法の助動詞 第2回 第15課 未来形/第16課 不定詞句と否定 第3回 第17課 命令形/第39課 数詞について 第4回 第18課 分離動詞と非分離動詞 第5回 第19課 主文と副文・定動詞の位置(2) 定動詞後置 第6回 第20課 形容詞の用法と格変化 第7回 第21課 形容詞の名詞化/第22課 疑問詞 第8回 第27課 再帰代名詞と再帰動詞 第9回 第29課 不定代名詞と指示代名詞 第10回 第32課 比較級・最上級 第11回 第33課 zu不定詞とzu不定詞句 第12回 第34課 esの用法 第13回 ドイツの劇映画 第14回 学習成果の確認(授業内試験)
準備学習はその都度指示するが、概ね教科書の次回の範囲である。授業の最後にその文法項目を解説する。教科書はトレーニングブック仕様であるので、作文練習の反復と答え合わせ、更には付属CDの聞き取りが中心になる。自宅で弛まずこなすように。毎回の授業の始めに準備学習の範囲について質疑応答を行なう。その後、小規模の確認テストを実施する。中間部ではドイツ語圏の文化、社会に関する資料を検討する。ここで学習者は、その内容に関して考えることを書く。尚、論理的裏付けのない一方的な主張は評価しない。続いて準備学習の解説を行う。質問も受け付ける。最後に、先ほどの感想に授業への意見を書き添えて提出する。
- <成績評価方法>
- 授業にきちんと出席することが成績評価の前提なので全回出席を原則にする。出席点は一切付けない。語学の授業であって、講義ではない。準備学習を怠ると何も身につかないことを留意するべし。前期・後期の第14回に実施する授業内試験、毎回の確認テスト、感想・意見の評価割合は2:1:1である。A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。
- <教科書>
- 森泉:しっかり身につくドイツ語トレーニングブック(ベレ出版)。
- <参考書>
- 特に指定しないが、学力の進展に応じ、所持しても問題のない独和辞典を随時紹介する。
- <オフィスアワー>
- 月曜2、3、5限、及び土曜1、2限の授業の前後。教室または講師控室。
- <学生へのメッセージ>
- 外国語の習得に必要なことは何よりも反復練習である。毎週1〜2時間の準備学習が要求される。課題の他に各自気になった学習内容を復習・予習し、分からない点を整理すべし。小さなことでも気軽に質問すること。大学の授業では高校までの授業と違って、黙っていると理解したものとみなされる。因みに、私たちがその言葉を習うドイツでは、理解していないのに分かった振りをし、質問しな(出来な)い者は愚か者として軽蔑されます。
授業では必ず前から一人ずつではなく、二人ずつ座ってください。私からの個々の質問は一人一人ではなく、隣り合った二人を対象に当てます。知らない同士で、毎回相手が変わって上等。ドイツ語を通して仲間を増してみてはいかがでしょうか? 第1回の授業では、希望者多数の場合は抽選を行いますが、オリエンテーションは行いません。授業選択の際には必ずシラバスを読み、授業の趣旨、形態を理解した上で受講するべし。
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