2016年度工学院大学 情報学部
○情報処理入門(Introduction to Computer Literacy)[3217]
2単位 矢崎 敬人 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 講義と演習とe-Learning教材を利用した自習を通して、コンピュータリテラシーについて学ぶ。大学での学習、研究に最低限必要な、コンピュータを使ったドキュメント作成やデータ整理、レポートの提出、資料の利用、メールでのコミュニケーションを一通り行えるようになる。
- <受講にあたっての前提条件>
- 前提はなし。
- <具体的な到達目標>
- ・情報学部の学生として必須の情報学に関する基礎知識(コンピュータ、ネットワーク、情報倫理)を身につける
・電子メールの基本的な仕組みを理解し使いこなす。 ・検索エンジンの仕組みを理解し、google検索を利用しての情報検索技術を身につける。 ・Windows・Word・Excel・PowerPointの基本的な機能と用途を理解し使いこなす。 ・HTMLの基本的な文法を理解し、ウェブページを作成・公開する技術を身につける。 ・LaTeXの基本的な文法を理解し、簡単な組版技術を身につける。
- <授業計画及び準備学習>
- *基本教科書に沿って授業・演習を進めるので、各回の該当部分を必ず予習してくること
1.ガイダンス 教科書の付録、第1章(第1, 3, 4節)、第2章 演習用パソコンの基本設定(IDとパスワード,e-learning利用法、電子メール設定等) コンピュータ入門(コンピュータの歴史と仕組み) Windowsの基本操作1(フォルダ、ファイル) 2.電子メールと情報検索 教科書 第3章、第4章 電子メールの仕組みと倫理 メールの作成と添付ファイルの利用 Windowsの基本操作2(情報検索、コマンドプロンプト) 3.ワードプロセッサ(MS-Word 1) 第5章(第1〜7節) 日本語入力、コピー、ペースト、文字修飾、段落、罫線 4.ワードプロセッサ(MS-Word 2) 第5章(第8節) 数式の作成、文章作成、等 5.表計算ソフト(MS-Excel 1) 第6章(第1〜2節) 立ち上げ、設定 セルの仕組み、呼び方、簡単な関数 6.表計算ソフト (MS-Excel 2) 第6章(第2節) 表計算(縦横計算)、データ集計関数他 7.表計算ソフト(MS-Excel 3) 第5章、第6章(第3節)、第7章(第4節) グラフ作成、ワードと連携してグラフのあるドキュメントを作成 パワーポイントでのプレゼンの準備とグラフ 8.プレゼンテーション(MS-Powerpoint 1) 第7章 よいプレゼンテーションとは(ビジュアルエイドの活用) 箇条書きとテキストボックス、図形 9.プレゼンテーション(MS-Powerpoint 2) 第7章 オブジェクト配置(位置揃え、前後、型抜き、グループ化) 配付資料、PDF作成 MS-office総復習 10.Webページの制作(HTML 1) 第3章(3節)、第8章 WWWとは、HTMLとは サクラエディタ HTML文法(head, body)、リンクと図の表示他 11.Webページの制作 (HTML 2) 第8章 CSS(スタイルシート)の作成と利用 工学院のシステム環境、イントラ公開 Unix系OSとShell, SSH,Telnet, FTP 12.文章処理システムLaTeX(1) 第9章(第9節までと第14節) 章、節、箇条書き、図表 13.文章処理システムLaTeX(2) 第1章(第2, 5節)、9章 数式、論文スタイル(タイトル、フットノート、段組み、文献) コンピュータ入門(ネットワーク基礎他) 14.振り返り、発展 教科書全体とこれまでの演習課題
- <成績評価方法>
- 期末試験(50%)および課題の評価(50%)による総合得点で、到達目標に照らして、6段階のGrade(A+, A, B, C, D, F)で評価し、D以上の者に単位を認める。
注意:正当な理由のない、期末試験の未受験、e-learningの未修了がある場合は本科目を放棄したものと見なし、F評価とする。
- <教科書>
- 工学院大学情報基礎教育運営委員会,理工系コンピュータリテラシー MS-Office 2013 対応; 共立出版株式会社, 東京, 2014.
- <参考書>
- 適宜紹介する。
- <オフィスアワー>
- 授業後に教室で受け付ける。
また、新宿校舎で次のオフィスアワーを設定している。 [前期](新宿校舎A-2778)木曜日11:05-12:00 [後期](新宿校舎A-2778)水曜日11:05-12:00
その他、上記日時以外でもメールで予約の上で面談可。メールアドレスは2016年度情報学部学修ガイダンスの60ページに記載。
- <学生へのメッセージ>
- 本科目では、情報学部の学生が最低限必要な範囲でのコンピュータの使用方法を対象としてます。経験のある者には易しく感じるかもしれません。その時は、一歩進んだ課題に挑戦して欲しいと考えています。演習中心ですので、知識としてだけではなく、実際に使えることが重要です。そして、使えるだけでなく、ツールとして使いこなすことが重要です。「習うより慣れろ」、まさにこの言葉がこの科目にピッタリの言葉です。
- <備 考>
- リピート履修は演習室の人数制限があるため再度の履修を推奨されるD評価を受けた者のみを受け入れる。
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