2016年度工学院大学 情報学部

情報処理入門(Introduction to Computer Literacy)[2223]

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2単位
田中 久弥 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
講義と演習とe-Learning教材を利用した自習を通して、コンピュータリテラシーについて学ぶ。大学での学習、研究に最低限必要な、コンピュータを使ったドキュメント作成やデータ整理、レポートの提出、資料の利用、メールでのコミュニケーションを一通り行えるようになる。

<受講にあたっての前提条件>
前提はなし。

<具体的な到達目標>
・情報学部の学生として必須の情報学に関する基礎知識(コンピュータ、ネットワーク、情報倫理)を身につける
・電子メールの基本的な仕組みを理解し使いこなす。
・検索エンジンの仕組みを理解し、google検索を利用しての情報検索技術を身につける。
・Windows・Word・Excel・PowerPointの基本的な機能と用途を理解し使いこなす。
・HTMLの基本的な文法を理解し、ウェブページを作成・公開する技術を身につける。
・LaTeXの基本的な文法を理解し、簡単な組版技術を身につける。

<授業計画及び準備学習>
*基本教科書に沿って授業・演習を進めるので、各回の該当部分を必ず予習してくること
1.ガイダンス 教科書の付録、第1章(第1, 3, 4節)、第2章
 演習用パソコンの基本設定(IDとパスワード,e-learning利用法、電子メール設定等)
 コンピュータ入門(コンピュータの歴史と仕組み)
 Windowsの基本操作1(フォルダ、ファイル)
2.電子メールと情報検索 教科書 第3章、第4章
 電子メールの仕組みと倫理
 メールの作成と添付ファイルの利用
 Windowsの基本操作2(情報検索、コマンドプロンプト)
3.ワードプロセッサ(MS-Word 1) 第5章(第1〜7節)
 日本語入力、コピー、ペースト、文字修飾、段落、罫線
4.ワードプロセッサ(MS-Word 2) 第5章(第8節)
 数式の作成、文章作成、等
5.表計算ソフト(MS-Excel 1) 第6章(第1〜2節)
 立ち上げ、設定
 セルの仕組み、呼び方、簡単な関数
6.表計算ソフト (MS-Excel 2) 第6章(第2節)
 表計算(縦横計算)、データ集計関数他
7.表計算ソフト(MS-Excel 3) 第5章、第6章(第3節)、第7章(第4節)
 グラフ作成、ワードと連携してグラフのあるドキュメントを作成
 パワーポイントでのプレゼンの準備とグラフ
8.プレゼンテーション(MS-Powerpoint 1)  第7章
 よいプレゼンテーションとは(ビジュアルエイドの活用)
 箇条書きとテキストボックス、図形
9.プレゼンテーション(MS-Powerpoint 2)  第7章
 オブジェクト配置(位置揃え、前後、型抜き、グループ化)
 配付資料、PDF作成
 MS-office総復習
10.Webページの制作(HTML 1) 第3章(3節)、第8章
 WWWとは、HTMLとは
 サクラエディタ
 HTML文法(head, body)、リンクと図の表示他
11.Webページの制作 (HTML 2)  第8章
 CSS(スタイルシート)の作成と利用
 工学院のシステム環境、イントラ公開
 Unix系OSとShell, SSH,Telnet, FTP
12.文章処理システムLaTeX(1)  第9章(第9節までと第14節)
 章、節、箇条書き、図表
13.文章処理システムLaTeX(2)  第1章(第2, 5節)、9章
 数式、論文スタイル(タイトル、フットノート、段組み、文献)
 コンピュータ入門(ネットワーク基礎他)
14.振り返り、発展 教科書全体とこれまでの演習課題

<成績評価方法>
期末試験(50%)および課題の評価(50%)による総合得点で、到達目標に照らして、6段階のGrade(A+, A, B, C, D, F)で評価し、D以上の者に単位を認める。
注意:正当な理由のない、期末試験の未受験、e-learningの未修了がある場合は本科目を放棄したものと見なし、F評価とする。

<教科書>
工学院大学情報基礎教育運営委員会,理工系コンピュータリテラシー MS-Office 2013 対応; 共立出版株式会社, 東京, 2014.

<参考書>
適宜紹介する。

<オフィスアワー>
火曜日の昼休みに、八王子教員控え室にて受け付ける。

<学生へのメッセージ>
本科目では、情報学部の学生が最低限必要な範囲でのコンピュータの使用方法を対象としてます。経験のある者には易しく感じるかもしれません。その時は、一歩進んだ課題に挑戦して欲しいと考えています。演習中心ですので、知識としてだけではなく、実際に使えることが重要です。そして、使えるだけでなく、ツールとして使いこなすことが重要です。「習うより慣れろ」、まさにこの言葉がこの科目にピッタリの言葉です。

<備 考>
リピート履修は演習室の人数制限があるため再度の履修を推奨されるD評価を受けた者のみを受け入れる。


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