2016年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
△東西交流史(History of East - West Relations)[1H12]
2単位 塚本 剛 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 東洋と西洋の交渉の歴史を辿ることにより、世界史全体の流れを把握するとともに、世界史上の日本の位置付けを理解する。また、世界的な視点を獲得することによって、多面的に考える力を養う。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし。
- <具体的な到達目標>
- 1.歴史的な視点で、ものごとを考えることの重要性を理解できる。
2.自分の意見や疑問を、分かりやすく文章にまとめることができる。 3.自分で調べたこと、考えたことを、他人に分かりやすく伝えるコミュニケーション能力を修徳することができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週 [ガイダンス]授業方針・内容について説明。課題レポートの書き方を学ぶ。
準備学習:シラバスをきちんと読んでおくこと。 第2週 [シルクロードとはなにか]東西交流の交通路の概容と「絹の道」の意味について学ぶ。 準備学習:博物館等の見学、高校世界史の復習。 第3週 [騎馬遊牧民とシルクロード]騎馬遊牧民と農耕民の攻防を基軸にシルクロードの実態について学ぶ。 準備学習:上記に同じ。 第4週 [シルクロードの虚像]シルクロードを経て東西交渉がなされたと高校日本史世界史で教わる常識の嘘を暴く。 準備学習:上記に同じ。 第5週 [黄金の島ジパング]日本が西洋に初めて認識された歴史的背景とその影響について学ぶ。 準備学習:上記に同じ。 第6週 [コロンブスは何をもたらしたか]アメリカ大陸「発見」の歴史的意義について学ぶ。 準備学習:上記に同じ。 第7週 [鉄砲伝来]鉄砲伝来の実像とその時代の東西の文化・技術水準の実態について学ぶ。 準備学習:上記に同じ。 第8週 [南蛮文化と南蛮貿易]南蛮貿易・朱印船貿易の実態と歴史的意義について学ぶ。 準備学習:上記に同じ。 第9週 [「鎖国」下の東西交流]江戸時代の日本と世界との交流の実態について学ぶ。 準備学習:上記に同じ。 第10週 [開国=近代化]近代化=世界の一体化による歴史的影響について学ぶ。 準備学習:授業ノートの整理・復習を行うこと。 第12週 [イスラーム世界と東欧世界がなぜ近代化に出遅れたのか]チャリティーと福祉の観点から検討する。 準備学習:課題レポートを完成させておくこと。 第13週 [グローバル化の問題点]グローバルスタンダードの名の下に行われるアングロサクソンスタンダードの世界への普及は何をもたらすか検討する。 準備学習:前回の授業の復習を行うこと。 第14週 [まとめ]授業内試験 準備学習:全授業内容の総復習を行うこと。
*なお、受講生の状況に合わせるために、適宜授業内容を変更することがあるので、了解されたい。
- <成績評価方法>
- 授業内試験である。授業にきちんと出席することが、まず大前提である。学期末の筆記試験(80点満点)と平常点(20点満点)て総合的に評価し、60点以上の者を合格とする。
- <教科書>
- 使用しない。授業に必要な資料は、プリントで配布する。
- <参考書>
- 『シルクロードと唐帝国』森安孝夫著、2007年(講談社)
- <オフィスアワー>
- または授業の前後の休み時間
- <学生へのメッセージ>
- 良好な授業環境の保持にご協力下さい。授業の進行を妨げる者は単位を認めない。
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