2016年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

情報倫理(Information Ethics)[3B18]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
林  真理 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
情報にかかわる様々な倫理的問題について学びます。
 実際に起こったできごと、具体的な事例をもとに、問題点は何であるかを考えていきます。具体的な解決策よりも、問題の本質をつかむことが重要となります。その場限りの解決策を考えるのではなく、今後の社会で起こりうる新たな問題に対処する力をつけることがねらいです。
 さまざまな問題に関心をもち、自分なりに考察し、意見をもてるようになることも重要です。

<受講にあたっての前提条件>
特にありません。

<具体的な到達目標>
情報倫理に関する異なった種類の問題についてそれぞれ、基本的な知識を参照しながら、異なる意見の存在にも配慮した上で、自分の考えを述べることができる。

<授業計画及び準備学習>
1. 情報化社会がもたらす様々な倫理的・社会的問題
準備学習:毎週出る課題を提出する。
2. 倫理の前に:常識・マナー・エチケット
準備学習:毎週出る課題を提出する。
3. メディアリテラシー(1)具体例について学ぶ
準備学習:毎週出る課題を提出する。
4. メディアリテラシー(2)具体例について考察する
準備学習:毎週出る課題を提出する。
5. 有害情報と倫理
準備学習:毎週出る課題を提出する。
6. 個人情報・プライバシー情報の倫理(1)具体例について学ぶ
準備学習:毎週出る課題を提出する。
7. 個人情報・プライバシー情報の倫理(2)具体例について考察する
準備学習:毎週出る課題を提出する。
8. 監視社会という問題
準備学習:毎週出る課題を提出する。
9. 人を対象とする実験と倫理
準備学習:毎週出る課題を提出する。
10. 知的財産を巡る情報倫理(1)具体例について学ぶ
準備学習:毎週出る課題を提出する。
11. 知的財産を巡る情報倫理(2)具体例について考察する
準備学習:毎週出る課題を提出する。
12. 人工知能のもたらす社会的問題
準備学習:毎週出る課題を提出する。
13. 情報通信メディアと民主主義
準備学習:毎週出る課題を提出する。
14. 学習成果の確認
準備学習:これまでのレポートを振り返っておく。

<成績評価方法>
ほぼ毎回、授業内容と関連したレポートを課します(50%)。また、授業内容に関する質問やコメントを求めます。さらに、授業内にディスカッションに参加して、その結果を残してもらいます(50%)。それらの合計点(100点満点に換算)を成績評価とします。試験期間中の試験はありません。

<教科書>
なし。電子教材で資料を配布します。

<参考書>
授業中に指示します。

<オフィスアワー>
前期は水曜2限、後期は木曜5限。新宿キャンパス27F2714室。その他の時間を希望する場合は、ft12153@(以下皆さんと同じ)のアドレスまでメールで問い合わせて下さい。

<学生へのメッセージ>
すばらしい技術であればあるほど、それが引き起こしかねない問題も重大なものになります。工学院大学で学ぶ皆さんには、人間や社会に関する深い洞察を持ち、技術のすばらしさと問題点の両方を見きわめられる知性を身につけた社会人として巣立って欲しいと思います。

<参考ホームページアドレス>
http://intra.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/ 授業アンケート結果とそれに対するコメントなどを公表しています。


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2016 Kogakuin University. All Rights Reserved.