2016年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
インターネットコンテンツ論(Internet Contents)[1H26]
2単位 チャン ジョ 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- この授業では、インターネットコンテンツにおけるインターフェス、ユーザビリティ、デザイン及びディレクションの要点を学びことにより、以下の目標を達成する。
1.デザイン制作の考え方とインターネットコンテンツ制作の仕組みを理解する。 2.基礎的なネットワーク知識と最新のソリューションを把握する。 3.インターネットコンテンツ制作に関連するプログラミングの基礎知識を運用できる。
- <受講にあたっての前提条件>
- 1.ネットワークの基礎知識を有すること。
2.できればオブジェクト指向の基礎知識を持つこと。
- <具体的な到達目標>
- 1.ネットワーク基礎知識をンターネットコンテンツ制作に応用できる。
2.ユーザビリティ、アクセシビリティのガイドラインを理解・応用できる。 3.適切なナビケーションシステムを選択できる。 4.フローチャート、コンテンツマトリクス表を作成できる。 5.技術・デザイン両方をカバーできるンターネットコンテンツ制作を企画できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.授業内容に対する説明とネットワーク基礎知識
準備学習:ネットワークの基礎知識を把握する。
2.インターネットコンテンツ制作の制作環境 ローカル環境だけではなく、全体的なネットワーク整備やハードウェアも含めて解説していく。 準備学習:Web構築に関するネットワーク技術を理解する。
3.マーケティング・コミュニケーションとインターネット ネットメディアの発展現状を理解した上どのように情報を選別・提示すればよいのかを解説していく。ユーザの購買モデルを理解した上、課題を提示する。 準備学習:マスメディアの発展現状を把握する。
4.ネットディレクション 全体の企画する時の流れや注意点を解説していく。 準備学習:問題解決のプロセスを考える。
5.インターフェス HIの基礎を理解した上、インターネットコンテンツのインタフェースの特徴や注意点を提示し、実例を持って解説していく。 準備学習:HIの基礎を理解する。
6.アクセシビリティ アクセシビリティ概念と最も重要なガイドライン要点を解説していく。 準備学習:アクセシビリティのガイドライン要点を理解する。
7.ユーザビリティ アクセシビリティとの区別や、インターネットコンテンツ制作においてのユーザビリティ、インタフェースを用いてどのように体現できるかを解説していく。 準備学習:ユーザビリティのガイドライン要点を理解する。
8. ナビケーションシステム 基本型のナビシステムと情報の提示方法を解説していく。 準備学習:人間の視認特徴や、提示すべき情報量について検討する。
9.HTML・CSSとレイアウト レイアウトの視覚的構成とプログラミング方法を基礎的に解説していく。 準備学習:正しいHTML構造の書き方を練習する。
10.Javascriptとライブラリ JS基礎とライブラリの応用、JS利用のメリットとデメリット、問題の対処方法について解説していく。 準備学習:オブジェクト指向基礎知識を復習する。
11.Flashとその他リッチコンテンツ リッチコンテンツの種類、メリットとデメリットを実例を持って解説していく。 準備学習:リッチコンテンツのメリットとデメリットを整理する。
12.Ajaxなど応用ソリューション 既存の技術を利用して新しいソリューションを構成するメリットを解説し、新しい応用案を一緒に考える。 準備学習:応用事例や新しい応用案を考える。
13.バックエンドシステム システム構成上の問題点、注意点及びセキュリティレベルの確保について解説していく。 準備学習:アルゴリズムを理解する。
14.学習内容の振り返り 総合応用の事例を用いて学習内容を振り返る。 準備学習:前回までの知識を結合して理解する。
- <成績評価方法>
- 講義中に行う課題と最終レポート(企画書)による100点評価で行う。60点以上で合格とする。
1.講義中に行う課題の提出を最終レポート採点の前提条件とする。 2.最終レポートは100点満点で規定内容の完成度と創新能力によって採点する。
- <教科書>
- 指定教科書なし。
- <参考書>
- 2010年改正JIS規格対応 WEBアクセシビリティ完全カイド(アライド・ブレインズ、日経BP社)
Webアクセシビリティ&ユーザビリティ 改訂版総務省(富士通総合デザインセンター ) また、必要に応じて資料を配布します。
- <オフィスアワー>
- 新宿キャンパスA1575、金曜日16:00−17:00
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