2016年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

フランス語II(French II)[5P02]

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2単位
沼田 憲治 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
この授業は、すでにフランス語を1年間学習した学生を対象に、この言語の基礎的な部分を固めつつ、会話力・読解力を身につけて、より実践的なレベルに到達することをねらいとする。

<受講にあたっての前提条件>
フランス語Tをすでに履修済みであること。

<具体的な到達目標>
(1)日常生活でよく使われる易しい会話ができ、自分の考えや気持ちをフランス語で伝えることができるようにすること。
(2)半年でフランス語検定4級に、1年後には3級に合格するだけの実力をつけること。

<授業計画及び準備学習>
1.フランス語をなぜ学ぶのか?/初級フランス語習熟度チェック/仏和辞典について
準備学習:フランス語Tの定期試験の見直しをする。
2. 疑問詞を復習しよう/語彙を増やそう1/数字1
準備学習:習熟度チェックで間違えたところを直しておく。オリジナルノートp.3の練習問題を解く。
3.直接目的語と間接目的語/実名詞と代名詞の違い/基本6文型
準備学習:主語人称代名詞・所有形容詞を復習しておく。
4. 代名動詞とは何か/語彙を増やそう2/数字2/仏検過去問研究1
準備学習:教科書Leçon2練習問題の1を解く。
5. 一日の日課を言う/肯定命令と否定命令/シャンソンを聴く1
準備学習:教科書Leçon2練習問題の3を解く。
6. 複合過去1/過去分詞の作り方/指示代名詞/語彙を増やそう3/数字3
準備学習:代名動詞を使って日課を表わす文を3つ作る。オリジナルノートp.5の練習問題1(1)〜(6)を解く。
7.複合過去2/過去分詞の性数一致 /avoirを使う熟語表現/仏検過去問研究2
準備学習:過去分詞の作り方を復習する。教科書Leçon2練習問題の2を解く。
8. ここまでの総復習
準備学習:過去の出来事を語る文を助動詞にêtreとavoirを取るものに分けて、それぞれ3つずつ作る。
9. 直説法半過去/強勢形に強くなろう/語彙を増やそう4/仏検過去問研究3
準備学習:オリジナルノートp.5練習問題の残りを解く。
10.長文問題研究1/さまざまな数量表現/シャンソンを聴く2/数字4
準備学習:オリジナルノートp.9の練習問題を解く。
11. 直説法単純未来/指示代名詞/語彙を増やそう5/仏検過去問研究4
準備学習:前回の長文問題で意味の分からなかった箇所をまとめておく。
12. 長文問題研究2/前置詞句・副詞句のまとめ/数字5
準備学習:êtreとavoirについて直説法現在、複合過去、半過去、単純未来の4つの時制で活用させる。
13. 現在分詞/ジェロンディフ/語彙を増やそう6/仏検過去問研究5
準備学習:オリジナルノートp.13の練習問題を解く。
14. 前期学習内容の振り返り/夏休みの課題指示
準備学習:前期試験で分からなかった問題の正解を考えておく。
15.前期のポイントおさらい/中性代名詞1/長文問題研究1
準備学習:前期試験で間違えた問題を見直しておく。
16.条件法現在/中性代名詞2(副詞的代名詞)/語彙を増やそう1/仏検過去問研究1
準備学習:オリジナルノートp.17の練習問題を解く。
17. 長文問題研究2/フランス文化の紹介1
準備学習:オリジナルノートp.21の練習問題を解く。教科書pp.10-11,pp.36-37を熟読し、パリについての知識を深めておく。
18. 受動態/強調構文/語彙を増やそう2/仏検過去問研究2
準備学習:オリジナルノートp.25の練習問題を解く。数詞・序数詞に関する表現をまとめておく。
19. 長文問題研究3/仏検模擬テスト1/シャンソンを聴く1
準備学習:教科書pp.50-52仏検4級受験用問題(筆記)を時間を計ってやっておく。
20. 代名動詞の複合過去/特殊な女性形/仏検過去問研究3/語彙を増やそう3
準備学習:オリジナルノートp.27の練習問題を解く。
21. 長文問題研究4/提案・勧誘の表現/仏検模擬テスト2
準備学習:教科書pp.19-23仏検4級模擬テスト(筆記)を時間を計ってやっておく。
23.仏検3・4級受験対策総まとめ
準備学習:前回までの聞き取り問題を再度聴いておく。
24. 長文問題研究5/フランス文化の紹介2
準備学習:オリジナルノートp.35の練習問題を解く。
25.関係代名詞/語彙を増やそう4
準備学習:前回の長文問題で意味の分からなかった箇所をまとめておく。
26. 長文問題研究6/クリスマスカードを書いてみよう/場面別会話1
準備学習:オリジナルノートp.43の練習問題(1)〜(9)を解く。
27. 接続法現在/場面別会話2/フランス語で自己紹介をしてみよう
準備学習:前回の書き取り問題で間違えた部分を5回書く。
28. 後期学習の振り返り/1年間を振り返って(アンケート)
準備学習:後期試験で分からなかった問題の正解を考えておく。

<成績評価方法>
評価は以下のように行う。
1 前期末試験(40%)、2 後期末試験(40%)、3 宿題・レポート(10%)、5 授業への参加具合(10%)
前・後期末試験は、定期試験期間中に実施する。仏検4級もしくは3級を受験した人は、合否にかかわらず、成績評価の際にさらに加点する。

<教科書>
『新ケンとジュリー2/ Nouveau Ken et Julie 2』(太原孝英・大場静枝・佐藤淳一・塚越敦子著、駿河台出版社)定価2300円。

<参考書>
仏和辞典を用意すること。プチ・ロワイヤル仏和辞典(旺文社)、ディコ仏和辞典(白水社)のいずれかを勧めるが、自分で気に入ったものがあれば、他のものでもよい(電子辞書も可)。

<オフィスアワー>
授業終了後、講師室にて。

<学生へのメッセージ>
仏検4級もしくは3級を積極的に受験することが求められる。
到達目標を達成するため、文法の理解と表現のマスターを中心に授業を進めていく。前期は1年次で学んだことの復習に加え、複合過去等新しい項目まで視野に入れる。後期は場面別会話や過去問によるより実践的な仏検対策が中心となる。また、数字をはじめ、仏検の合否に大きな比重を占めるリスニングの練習にも力を入れる。
教科書には豊富な練習問題に加え、自習用としてオリジナルノートも付いているので、予習・復習するのに不自由はないはずだ。付属のCDも十二分に活用し、リスニング対策や授業の予習に役立ててほしい。普段から、日常的に、まるで音楽を聴くようにフランス語の音に馴染むことは、この言語の習得の上で非常に有効な手段である。また、ノートを重視して欲しい。毎回、しっかりとノートをとることで、授業の流れを把握し、検定試験や期末試験に備えること。
授業では随時、シャンソンを聴いたり、ビデオを見たりする他、教師の実体験に基づくフランス文化の紹介も行う。フランスの「ことば」ばかりでなく、「文化」にも興味をもってほしい。


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