2016年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
微分方程式(Elementary Differential Equation)[3K15]
2単位 NPチャンドラシリ 准教授
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 物理現象の多くは微分方程式によって数学的表現が可能である。微分方程式の解法は形式的な部分もあるが、数学的素養として重要である。本講義では微分方程式の基礎を学ぶと共に数値計算による解法を習得する。差分方程式も講義範囲とし、画像を例に差分の意味まで理解することを目的とする。
- <受講にあたっての前提条件>
- 高校過程で学ぶ微分方程式を理解していること
- <具体的な到達目標>
- 微分方程式の解法を習得すること
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 微分積分の基礎
2. 微分方程式の基礎 3. 変数分離型微分方程式 4. 変数分離型微分方程式(ロケットの飛行、水流) 5. 変数分離型微分方程式(抑制された成長モデル、技術革新の普及) 6. Matlabの基礎 7. Matlabによる微分方程式の解法 8. 線形1階微分方程式(電気回路、魚群と資源開発、新古典派の経済成長) 9. 線形2階微分方程式(力学的運動) 10. 線形2階微分方程式に関するMatlabの基礎 11. Matlabによる線形2階微分方程式の解法 12. 差分方程式の基礎 13. 画像における差分方程式 14. Matlabによる差分方程式の解法
数学は基礎科目として重要であるが、時間的制約から十分な演習を実施することが困難名状況にある。Matlabの導入により講義の効率的に進める事が可能となる。具体的な問題を数多く取り扱い、Matlabを用いて微分方程式の解法に関する知識の定着を図る。併せて、画像を題材として差分に関する理解も深める。
- <成績評価方法>
- 定期試験とレポート課題(定期試験:60%,レポート課題:40%)により評価。
総合評点でGrade D以上のものを合格とする。 ただし、2014年度以前の入学生の再履修者の合格基準は60点以上とする。
- <教科書>
- 「信号処理」「画像処理」のためのMATLAB入門[増補版] 高井信勝(著)
ISBN978-4-87593-267-3
- <参考書>
- 必要に応じて紹介する。
- <オフィスアワー>
- 水曜日16:30〜17:30 A1513号室
- <備 考>
- 受講者の興味と理解度よって講義内容を変更する。
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