2016年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

音情報処理(Acoustics and Speech Processing)[2G22]

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2単位
近藤 公久 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
音と音声を扱う基礎を理解する

<受講にあたっての前提条件>
数学、物理ぎらいでも大丈夫です

<具体的な到達目標>
音の物理的性質の基礎、聴覚のしくみの基礎を学び、心理物理的測定法の基礎を習得する。
音や音声を扱う技術の基礎を学び、実際にコンピュータで扱うことができるようになる。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス             
    音と聴覚の不思議を体験
    授業の進め方、評価等の説明
2.音とは
    準備:身近な音の例を考えておく
3.音の物理(大きさと高さ)
    準備:対数、三角関数について復習しておくこと
4.音の表現(音のディジタル化)
    準備:身近にあるディジタル音について調べておくこと
5.音の伝達と音環境       
    準備:3の復習をしておくこと、自然界に存在する音を集めてみよう
6.聴覚のしくみ
    準備:耳について調べておく
  *中間レポート課題提示(授業終了前)
7.音は脳で聞く
    準備:脳のしくみについて調べておく
8.聴覚心理I
    準備:音や音声の聞こえの不思議を集めてみよう
9.聴覚心理II
    準備:3、4の復習をしておくこと。
  *中間レポート締め切り(授業開始まで)
10.音声の特徴と分析と知覚       
    準備:音声の特徴を調べておく。
11.音声言語認知
    準備:人はどのように音声を知覚するのか
12.言語認知モデルと発達と障害
    準備:赤ちゃんは何が聞こえるのか、年をとるとなぜ耳が遠くなるのか考えておく。
13.音の物理と人間の知覚(まとめ)
    準備:自分のレポートを読み返してみよう
14.学習内容の振り返り

<成績評価方法>
授業中のクイズ(小テスト、予習課題など)の評価(20%)、中間レポートの評価(20%)、および、定期試験期間中に実施する期末試験の得点(60%)の総合評点60点以上を合格とする。

<教科書>
特に指定しない

<参考書>
平原他 音と人間 コロナ社
鈴木他 音響学入門 コロナ社
ジャック・ライアルズ 音声知覚の基礎 海文堂
他適宜紹介する

<オフィスアワー>
新宿: A2316 火曜日5時限(ただし会議がある場合を除く)、もしくは、事前にアポをとった時間。

<学生へのメッセージ>
音は身近な存在です。音に興味、関心を持つと、いろいろな不思議に気づくはずです。今や毎日のように触れるディジタル音です。人間側のしくみと合わせて理解して欲しいと思います。


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