| 2016年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
 
 
生物学基礎論(Introduction to Biology)[1A28]
 2単位
 町田 郁子 非常勤講師
 
 
<学位授与の方針>| ◎ | 1. 基礎知識の習得 |  | ○ | 2. 専門分野知識の習得 |  |  | 3. 汎用的問題解決技能 |  |  | 4. 道徳的態度と社会性 |  |  | 5. 創成能力 | 
<授業のねらい>すべての生物は細胞から構成されており、生物の遺伝形質は、細胞の核内に収納されている遺伝子によって決定されている。本講義では細胞・遺伝子について学びながら、生物が共通して、もしくは種特有に持つ、生命機能や性質に対する理解を深める。また、地球上に多種多様な生物種が誕生するに至った背景について学び、生物の環境への適応や他の生物との共生について考える。さらに、生命機能に関与する科学技術が、近年、再生医療等の分野へどのように応用されているのか、またどのような倫理的課題をもたらしているのかについても様々な側面から考える。<受講にあたっての前提条件>特になし。<具体的な到達目標>●生命現象を理解する上で必要とされる生物学の基本的な知識を会得し、生命科学に関する最近の話題が理解できる。●生物の多様性についての知識を会得し、生物多様性保全の重要性に関する理解を深め、自身の考えを持つことができる。
<授業計画及び準備学習>1.	ガイダンス:授業の進め方についてのガイダンスおよび授業のテーマに関する導入。
 準備学習:自身の生物学に関する知識がどの程度であるか整理しておく。
 2.	生物の体のしくみと働き:
 生物の生命の維持に関わる複雑かつ巧みな体の仕組みについて、種間で共通する点・異なる点に触れながら概説する。
 準備学習:前回までの授業内容を復習する。
 3.	細胞の構造:
 細胞の構造について、細胞を構成する要素等について概説する。
 準備学習:前回までの授業内容を復習する。
 4.	遺伝情報の複製とタンパク質の生合成:
 DNAの構造および複製のしくみについて、また遺伝情報に基づいてタンパク質が作られるしくみについて概説する。
 準備学習:前回までの授業内容を復習する。
 5.	細胞の一生:
 細胞の分裂や分化のしくみ、また細胞死やがん化について概説する。
 準備学習:前回までの授業内容を復習する。
 6.	個体の発生:
 ひとつの受精卵から個体が形成されるまでの過程を、細胞の分裂・分化に着目しながら概説する。
 準備学習:前回までの授業内容を復習する。
 7.	生命の起源と進化:
 地球上に生命が誕生した背景および生物の進化について概説する。
 準備学習:前回までの授業内容を復習する。
 8.	進化と行動:
 生物の行動と進化の関係について概説する。
 準備学習:前回までの授業内容を復習する。
 9.	配偶者選択:
 生物のオスとメスの特性、またヒトを含む様々な生物の配偶者選択に関する特徴について概説する。
 準備学習:前回までの授業内容を復習する。
 10. 進化学について:
 生物の進化をひも解く学問分野の研究手法等について概説する。
 準備学習:前回までの授業内容を復習する。
 11.	ヒトと動物の関係:
 ヒトが他の動物をどのように見てきたか、その歴史について概説するとともにヒトと動物の関係について様々な角度から概説する。
 準備学習:前回までの授業内容を復習する。
 12.	再生医療:
 再生医療分野へ応用される、細胞・遺伝子を用いた技術について概説する。
 準備学習:前回までの授業内容を復習する。
 13.	生命倫理:
 生命科学で技術の発達がもたらす倫理的課題について、歴史的背景とともに、実験動物の扱い・遺伝子技術・クローン技術・幹細胞技術を例にあげながら概説する。
 準備学習:前回までの授業内容を復習する。
 14. 学習成果の確認(授業内試験)
 準備学習:前回までの総復習を行う。
<成績評価方法>講義中に作成するショートレポートで平常点を算出すると共に、学期末試験(授業内実施)を行う。平常点、学期末試験の評価割合は1:1。A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする(2014年度以前入学者については100点満点評価で60点以上の者を合格とする)。<教科書>指定教科書なし。授業内でレジュメを配布する。<参考書>指定参考書なし。<オフィスアワー>授業の後に教場で。 
 
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