| 2016年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
 
 
△比較憲法(Comparative Constitution)[3H04]
 2単位
 長谷川 憲 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
<授業のねらい>日本社会の中で現実に運用され、機能している「法」の諸問題を、日本および外国の「憲法」および「憲法現象」を素材にして比較・検討し、学習する。各国の「憲法」および「憲法現象」の特徴を理解するとともに、比較という方法論を学習すること。
<受講にあたっての前提条件>工学部・グローバルエンジニアリング学部・建築学部の1・2年生は受講できない。<具体的な到達目標>比較という方法論を学び、応用できるようになること。<授業計画及び準備学習>1.比較することの意味と意義歴史と地域
 日本国憲法と比較法
 
 2.イングランド革命と「憲法」・「憲法現象」
 
 3.イングランドの憲法状況と歴史的変化
 
 4.イギリスの憲法状況と日本国憲法
 
 5.アメリカ合衆国の独立と合州国憲法
 
 6.アメリカ合州国憲法とその日本国憲法への影響
 
 7.フランス革命と「憲法」
 
 8.フランスの諸憲法と共和制
 
 9. 近代立憲主義とドイツの諸憲法
 
 10.ドイツ帝国憲法と大日本帝国憲法
 
 11.ヴァイマール憲法と日本国憲法
 
 12.日本国憲法と近代立憲主義
 
 13.日本国憲法と「憲法」の現代的変容
 
 14.学習内容の振り返り
 
 *事前学習として、各回について、指定教科書・参考書の関連項目を読み、下調べをすること。
 
 *授業では現実に起きている事件を素材として扱うので、進行の順序・扱う事項の変更が伴うことがある。ご容赦いただきたい。
 
 *授業の進め方・内容・注意に関しては、第1回目の授業で説明するので、必ず出席すること。
<成績評価方法>授業にきちんと出席し参加した学生に対し、最終レポートと学期末筆記試験を行い、授業中に行う小テスト、小レポート、アンサーペーパーまたは課題などを総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。成績評価方法および基準については、第一回目の授業において説明するので、必ず出席し確認すること。2015年度以降の学生は、Grade D以上を合格とする。<教科書>『新憲法四重奏』新版(有信堂高文社)『六法』(出版社は問わない。各社違いがあるので、参考にするので、出使用目的を考えて、選択すること、但し、『口語六法』を使用することは自由だが、『口語六法』に関しては、定期試験の時には持ち込みを認めないので、あらかじめこの点に注意すること。)
<参考書>『寛容論』(中公文庫)     ; 『新解説世界憲法集 -- 第2版』(三省堂)『憲法と政治生活』(北樹出版) ; 『自由・平等・友愛』(八千代出版)
 『フランスの憲法判例』(信山社); 『フランスの憲法判例 -- 第2版』(信山社)
 『公共空間における裁判権』(有信堂高文社) 他
<オフィスアワー>新宿校舎12階講師室 : 水曜日12時〜13時および17時20分〜18時八王子校舎新教育棟講師室:木曜日12時〜13時15分および19時20分〜19時50分。
 他に、新宿校舎27階2744室ドアの連絡用紙に、用件を記入した学生に対して、後日、面談日を決定して対応する。
<学生へのメッセージ>授業に出席することは,学ぶための必要条件にすぎません。日頃からTVのニュースなどに関心を持ち、単行本・新聞・雑誌などを良く読んで、その上で授業を利用して、自分の頭で考え,批判的に物事を見直すことができれば,何が十分条件なのかが見えてきます・・・目的を見つけ、モチベーションを高めることが、学ぶためには必要かつ重要です。<備 考>*日本国憲法1単位を含む。 学生へのメッセージの内容は、同時に〈準備学習〉の意味を持つので参考にして実践して下さい。
 *以上の長谷川の記述の全ての版権は長谷川本人に帰属しております。
 
 
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