2016年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
○コンピュータ科学セミナーI(PBL)(Seminar in Computer Science I)[S011]
1単位 田中 輝雄 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- コンピュータ科学のそれぞれの専門分野に分かれて,専門的知識やこれからの課題などについて,文献調査,プログラム作成,課題解決等を通じて理解する.それらは,研究室メンバーの発表授業の形式またはそれに準ずる形式で行われ,プレゼンテーション,質疑応答能力の向上も目的とする.
- <受講にあたっての前提条件>
- 2年生までの必修科目をできるかぎり履修済みとしておくこと
- <具体的な到達目標>
- 専門知識の理解,プレゼンテーション能力,プログラミング能力など,講師ごとに到達目標を設定する.この目標設定は,第2回,セミナーごとのガイダンスにより,明示される.
- <授業計画及び準備学習>
- このセミナーは各研究室に分かれて実施されるので,内容等については,それぞれの教員からの最初のガイダンスで説明を受ける.以下の<成績評価方法及び水準>についても同様である.なお,数回については,全体ガイダンス,卒研配属説明会等が行われる.
ここでは,代表:田中輝雄のセミナーを例に説明する.
社会・産業界で広く用いられている様々なアルゴリズムについて調査し,できるかぎり基礎部分のプログラムを作成して発表する.各人は,文献,論文などを用いて,充分調査して,アルゴリズムを選択し,テーマとする.毎回2〜3名が発表を行い,活発な議論を重要視する.
第1回 全体ガイダンス セミナー配属のためのガイダンスを行う. 準備学習:各講師の専門を調べ,興味がある分野をみつけておくこと
第2回 個別ガイダンス セミナーのガイダンスを行う セミナー内で提示するテーマ候補あるいは自分で探して,テーマを選択する. 準備学習:担当する講師の専門を調べておくこと
第3回〜第6回 第1ラウンド 毎回,2〜3名が調査したアルゴリズムについて,発表資料を作成し, 発表する.全員が必ず質問することとし,活発なディスカッションを行う
第7回〜第10回 第2ラウンド 第1ラウンドで調べたアルゴリズムについて,発表にて,提示されたコメント, あるいは,疑問について,再度,調査し,報告する. 毎回,2〜3名がその結果を発表する. 発表する.全員が必ず質問することとし,活発なディスカッションを行う アルゴリズムは机上だけの理論ではないので,できるかぎり, プログラムを作成し,実際に,その特性をみる. なお,第1ラウンドからテーマを変えても良い
第11回〜第15回 第3ラウンド 第3ラウンドでの質疑(発表者だけでなく,きちんと質問などにより, 議論に参加すること)を評価の対象とする. ここでは,発表資料,発表のしかた,質疑での対応のしかた, プログラミングの有無などを評価する.
※ただし,1〜2回およびその他数回を合同カリキュラムに変えることがある.
- <成績評価方法>
- それぞれの講師がセミナーのなかで提示するので,その指示に従うこと
具体的には,出席,分析,発表,発表資料,プログラム,ゼミにおける発言および最終レポートなどにより,評価を行う。
- <教科書>
- それぞれの講師がセミナーのなかで提示するので,その指示に従うこと
- <参考書>
- それぞれの講師がセミナーのなかで提示するので,その指示に従うこと
- <オフィスアワー>
- 代表教員の田中輝雄のオフィスアワーは,月曜3限,田中輝雄居室(A2477)で行う.
あるいは、teru@cc.kogakuin.ac.jpに連絡し,日程を調整すること.
- <学生へのメッセージ>
- 4年次の卒業研究,ゼミを事前に体験することができます.積極的な姿勢での受講を求めます
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