2016年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
データマイニング(Data Mining)[1B17]
2単位 高間 康史 非常勤講師
- <授業のねらい>
- ビッグデータに代表されるように,大規模データの収集・蓄積が容易になった現在,収集した情報を無駄にせず,いかに活用するかが様々な分野において重要な課題となっている.データマイニングとは,大規模データの活用に関する技術であり,医学などの専門分野から,マーケティングなどのビジネス応用まで幅広く利用されている.この授業では,データマイニングについて,その考え方及び代表的な手法について理解する.
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし
- <具体的な到達目標>
- ・データマイニングの目的や現代社会での必要性について理解できる.
・データマイニングの基本的手法について理解し,小規模のデータでその動作を説明できるようになる. ・データマイニングの関連キーワードについて学ぶことで,関連書籍などの内容をある程度理解できるようになる.
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ガイダンス,データマイニングとは
準備学習:教科書1.1〜1.3を読んでおくこと 2. データマイニングの対象 準備学習:教科書1.4〜1.6を読んでおくこと 3. 相関ルール(1) 準備学習:教科書2章を読んでおくこと 4. 相関ルール(2) 準備学習:前回の復習を行い,教科書2章を読んでおくこと 5. 相関ルール(3) 準備学習:前回の復習を行い,教科書2章を読んでおくこと 6. 分類モデル(1) 準備学習:教科書4章を読んでおくこと 7. 分類モデル(2),決定木(1) 準備学習:前回の復習を行い,教科書4,5章を読んでおくこと 8. 決定木(2) 準備学習:前回の復習を行い,教科書5章を読んでおくこと 9. ベイズ分類,ニューラルネットワーク 準備学習:教科書6.1〜6.2を読んでおくこと 10. サポートベクターマシン,数値予測モデル 準備学習:教科書6.3〜7.1を読んでおくこと 11. クラスタリング(1) 準備学習:教科書8章を読んでおくこと 12. クラスタリング(2) 準備学習:前回の復習を行い,教科書8章を読んでおくこと 13. クラスタリング(3) 準備学習:教科書8章を読んでおくこと 14. 応用事例,学習内容の振り返り 準備学習:前回の復習を行い,教科書9章を読んでおくこと 15. 学習成果の確認(試験) 準備学習:前回までの総復習を行う事
- <成績評価方法>
- 原則として定期試験で最終成績を評価し,60点以上の者に単位を認める.
- <教科書>
- 加藤,羽室,矢田:データマイニングとその応用,朝倉書店(ISBN978-4-254-27552-0)
- <参考書>
- 元田,津本,山口,沼尾:データマイニングの基礎,オーム社(ISBN4-274-20348-4)
- <オフィスアワー>
- 非常勤講師のため,できるだけ講義の際に質問してください.
電子メール:ytakama@tmu.ac.jp ※講義名・学籍番号・氏名を忘れずに記載すること.
- <学生へのメッセージ>
- データマイニングは,理論的な理解をすることも重要ですが,ツール(データ解析の手段)としても知っておくと将来役に立ちます.どんな事に利用できるか,といった応用面も意識しながら学んでください.
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