| 2016年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
 
 
△計測制御プログラミング(Programming for Measurement Control)[5N17]
 2単位
 奥野 貴俊 非常勤講師
 
 
<学位授与の方針>| ○ | 1. 基礎知識の習得 |  | ○ | 2. 専門分野知識の習得 |  | ◎ | 3. 汎用的問題解決技能 |  |  | 4. 道徳的態度と社会性 |  |  | 5. 創成能力 | 
<授業のねらい>本授業では、技術開発分野で広く利用されている数値計算言語MATLABによるプログラミング技術を身に付ける事をねらいとする。<受講にあたっての前提条件>2年次前期までに開講されているプログラミング系科目の単位を修得し、複数のプログラミング言語によって簡単なプログラムを作成できる技術を身に付けていることを前提とする。<具体的な到達目標>MATLABを利用して、簡単な数値計算、さまざまなデータの読み込み、分析、表示、加工、保存、簡単なGUIアプリケーションの作成ができる技術を身に付けることを本授業の到達目標とする。<授業計画及び準備学習>授業計画は、下記の通りである。2回目以降の講義では、準備学習として前回の講義内容について復習し理解を深めた上で、次の講義のトピックについて参考書等を利用して予習を行うこと。 
 [MATLABの基礎、グラフ表示]
 1.ガイダンス 言語の歴史と用途
 2.MATLABの基礎 関数電卓,定数,複素数,変数の利用,簡単なグラフ表示
 3.Mファイルプログラム if, for, while, input, disp 等の利用法と応用
 4.ベクトルと行列、関数 [], :, zeros, ones等による行列生成と演算、関数の定義
 5.2Dグラフ表示 plot, bar等の利用, subplot, Tex表記によるラベル等の付加
 6.3Dグラフ表示 plot3, mesh, image, などによる3D表示、viewによる視点の変更
 +中間試験A
 
 [データの入出力と分析・合成]
 7.データ入出力I テキストおよびバイナリデータの読み込みと確認および書き込み
 8.データ入出力II 音響および画像データの読み込みと確認および書き込み
 9.データの分析I 最小二乗法による近似直線および曲線の算出
 +中間試験B
 
 [データの計測、加工、GUI]
 10.データの合成 正弦波を利用した音,音楽の作成、強度差と位相差による音像定位
 11.データの計測 wavrecordによる音響計測,fftを利用したスペクトル分析
 12.データの加工 デジタルフィルタによる雑音低減、畳み込みによる残響付加
 13.GUIアプリケーション guide,プロパティ調整,callbackによる処理の記述
 14.学習内容の振り返り
<成績評価方法>2回の中間試験および期末試験の総合評点により,到達目標に照らして6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し,D以上の者に単位を認める。評点の重みは,各中間試験25%,期末試験50%とする。特別な理由がある場合を除き,再試験,追試験は行わない。欠席4回以上(公欠は除く)は放棄とする。<教科書>指定教科書なし<参考書>高井信勝「MATLAB入門」工学社 上坂吉則「MATLABプログラミング入門」牧野書店
<オフィスアワー>金曜日,5限,A2472(数理音響学研究室) 
 
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