2016年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

データ構造とアルゴリズム(Data Structure and Algorithm)[5G18]

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2単位
田中 輝雄 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
プログラムを作るときに必要になるのは,取り扱うデータに構造を与えること,および,それを取り扱う手順,すなわちアルゴリズムです.つまり,
   プログラム=データ構造+アルゴリズム
が成り立ちます.本講義では,基本的なデータ構造とアルゴリズムを理解することにより,プログラミング能力向上の一助とします.

<受講にあたっての前提条件>
前期のプログラミング言語および演習,後期のCプログラミングおよび演習とともに,連携しながら講義を進める.

<具体的な到達目標>
基本的なデータ構造とアルゴリズムを理解する.
理解したアルゴリズムを,学修したデータ構造を用いて,プログラムを作成できる.

<授業計画及び準備学習>
1.アルゴリズムとは何か:アルゴリズムの表現,時間計算量と領域計算量
 準備学習:アルゴリズムとは何かを調べておくこと

2.アルゴリズムと計算量:漸近評価,最大計算量と平均計算量,基本的なアルゴリズム
 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.

3.基本的なデータ構造:基本データ構造,問題向きデータ構造,論理構造とその表現,リスト,リストの作成
 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.

4.基本的なデータ構造:リストの操作,双方向リスト
 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.

5.基本的なデータ構造:スタック,キュー
 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.

6.基本的なデータ構造:木,木の用語,木の走査,2分木,2分木の表現,一般の木の表現,木への操作,ヒープソート
 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.

7.基本的なデータ構造:グラフ,用語,部分グラフ,グラフの表現,グラフの探索,最短路問題
 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.

8.ソーティング:順序関係,ソートとは,内部ソートと外部ソート,安定性,選択ソート,バブルソート
 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.

9.ソーティング:クイックソート,マージソート,挿入ソート
 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.

10.最大公約数,最小公倍数,ユークリッドの互除法
 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.

11.探索:線形探索,二分探索,文字列の探索
 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.

12.ハノイの塔,8クイーン問題,ナップザック問題など
 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.

13.総復習
 今までの総復習として,特に理解の浅い点を解説する.
 準備学習:前回の復習をして出された問題を解くこと.また,今までの授業内容を
振り返り,理解が不十分な点をまとめておくこと

14.学習内容の振り返り
  準備学習:期末試験で解けなかった問題の解き方を考えておく

<成績評価方法>
試験およびレポート課題によって到達目標に照らして,
6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し,D以上の者に単位を認める.

<教科書>
指定教科書なし

<参考書>
講義の中で,紹介する.

<オフィスアワー>
月曜3限,田中輝雄居室(A2477)で行う.
あるいは,teru@cc.kogakuin.ac.jpに連絡し,日程を調整すること.

<学生へのメッセージ>
今回は再履修クラスです.
通常クラスより,実践的なプログラミングを増やす予定です.


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