2016年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
○データ構造とアルゴリズム(Data Structure and Algorithm)[5G18]
2単位 田中 輝雄 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- プログラムを作るときに必要になるのは,取り扱うデータに構造を与えること,および,それを取り扱う手順,すなわちアルゴリズムです.つまり,
プログラム=データ構造+アルゴリズム が成り立ちます.本講義では,基本的なデータ構造とアルゴリズムを理解することにより,プログラミング能力向上の一助とします.
- <受講にあたっての前提条件>
- 前期のプログラミング言語および演習,後期のCプログラミングおよび演習とともに,連携しながら講義を進める.
- <具体的な到達目標>
- 基本的なデータ構造とアルゴリズムを理解する.
理解したアルゴリズムを,学修したデータ構造を用いて,プログラムを作成できる.
- <授業計画及び準備学習>
- 1.アルゴリズムとは何か:アルゴリズムの表現,時間計算量と領域計算量
準備学習:アルゴリズムとは何かを調べておくこと
2.アルゴリズムと計算量:漸近評価,最大計算量と平均計算量,基本的なアルゴリズム 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.
3.基本的なデータ構造:基本データ構造,問題向きデータ構造,論理構造とその表現,リスト,リストの作成 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.
4.基本的なデータ構造:リストの操作,双方向リスト 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.
5.基本的なデータ構造:スタック,キュー 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.
6.基本的なデータ構造:木,木の用語,木の走査,2分木,2分木の表現,一般の木の表現,木への操作,ヒープソート 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.
7.基本的なデータ構造:グラフ,用語,部分グラフ,グラフの表現,グラフの探索,最短路問題 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.
8.ソーティング:順序関係,ソートとは,内部ソートと外部ソート,安定性,選択ソート,バブルソート 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.
9.ソーティング:クイックソート,マージソート,挿入ソート 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.
10.最大公約数,最小公倍数,ユークリッドの互除法 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.
11.探索:線形探索,二分探索,文字列の探索 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.
12.ハノイの塔,8クイーン問題,ナップザック問題など 準備学習:前回配布した今回の授業内容に関する資料を読んでおくこと.
13.総復習 今までの総復習として,特に理解の浅い点を解説する. 準備学習:前回の復習をして出された問題を解くこと.また,今までの授業内容を 振り返り,理解が不十分な点をまとめておくこと
14.学習内容の振り返り 準備学習:期末試験で解けなかった問題の解き方を考えておく
- <成績評価方法>
- 試験およびレポート課題によって到達目標に照らして,
6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し,D以上の者に単位を認める.
- <教科書>
- 指定教科書なし
- <参考書>
- 講義の中で,紹介する.
- <オフィスアワー>
- 月曜3限,田中輝雄居室(A2477)で行う.
あるいは,teru@cc.kogakuin.ac.jpに連絡し,日程を調整すること.
- <学生へのメッセージ>
- 今回は再履修クラスです.
通常クラスより,実践的なプログラミングを増やす予定です.
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2016 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|