2016年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
△確率・統計I(Probability and Statistics I)[4N15]
2単位 立井 博子 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 確率論および統計の基本的内容について、身近な例で考え、理解する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 微分積分の基本的な計算ができる。
- <具体的な到達目標>
- 身近な生活の中での確率の計算ができ、推定や検定などの基本的な考え方について説明ができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス
2.確率変数と確率分布 度数分布と確率分布について、具体的な例を用いて解説する。 準備学習:簡単な定積分の計算ができるようにしておく。 3.確率変数の期待値 データの代表値の考え方を説明し、確率変数の期待値とは何かを解説する。 準備学習:度数分布、確率分布について理解しておく。 4.確率変数の分散 データの散らばりとは何かを考え、確率変数の分散、標準偏差とは何かを解説する。 準備学習:データの平均値、確率変数の期待値について理解しておく。 5.多次元確率分布 複数のデータについて、特に2種類のデータの分析方法をもとに、2次元確率分布について解説する。 準備学習:2重積分の計算ができるようにしておく。 6.相関係数 2次元データの関連をはかる指標となる相関係数について解説する。 準備学習:自分の身の回りにある2次元データについて具体例を考えておく 7.回帰直線 回帰直線とは何かを解説し、具体例でデータ予測を行う。 準備学習:直線の方程式について復習しておく。 8.独立性 2種類のデータが独立であるとはどういう事かを考え、2次元確率変数の独立性について解説する。 準備学習:周辺分布について復習しておく。 9.中間試験 10.母集団と標本 全数調査と標本調査の考え方について解説する。 準備学習:1次元確率分布について復習しておく。 11.正規分布 連続型確率分布において、統計的推測に必要な正規分布について解説すろ。 準備学習:連続型確率分布について復習しておく。 12.標本平均の分布 母平均と標本平均の関係について考え、標本平均の分布について解説する。 準備学習:正規分布表の見方について復習しておく。 13.区間推定 平均値の区間推定の考え方、信頼係数とは何かを解説する。 準備学習:標本平均の分布について復習しておく。 14.仮説検定 仮説検定の考え方、有意水準とは何かを解説する。 準備学習:標本平均の分布について復習しておく。
毎回の講義内での課題を翌週の講義最初に返却し解説する。
- <成績評価方法>
- 毎回の講義内における課題(30%)、中間試験(35%)、期末試験(35%)期末試験は定期試験期間に実施する。
総合成績において50%以上を合格とする。
- <教科書>
- 指定教科書なし。毎回の講義内でプリントを配布する。
- <参考書>
- 指定参考書なし。
各自自分に合うものを見つけてほしい。 例えば「穴埋め式 確率・統計 らくらくワークブック」藤田岳彦・高岡浩一郎著 講談社サイエンティフィク
- <オフィスアワー>
- 講義前後教場で。
- <学生へのメッセージ>
- 毎回の講義内の課題がきちんと解けるようにすること。毎回の演習時間内に、分からないところは質問すること。
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