2016年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
科学レポートの書き方(Technical Writing for Science)[4K21]
2単位 北山 大輔 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- レポートの書き方について,講義と実践によって学んでいく.
この授業を通じて,実験レポートや論文等の科学的文書を書くにあたっての基本的な作法を身につける.
- <受講にあたっての前提条件>
- ワープロソフトを用いて日本語の文書作成ができること.
- <具体的な到達目標>
- 一般的な科学レポートの形式にのっとった文書を作成できる.
論理的かつ客観的に相手に自分の考えを正しく伝えるための文書作成ができる. 数式,図表を適切に用いた文書を作成できる.
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ガイダンス
準備学習:指定教科書等,レポートの書き方についての参考書を一度通読しておくこと
2-4回の授業を通して,客観的に伝わる文章とは何かを学ぶ 2. 言いたいことを表現する 準備学習: 第1回の授業時に指定する文章を書いてくること
3. 客観的文章と主観的文章 準備学習: 第2回の授業時に指定する文章を書いてくること
4. 論理的思考による文章作成 準備学習: 第3回の授業時に指定する文章を書いてくること 事後学習: これまでに書いたことがあるレポートを,2~4回で学んだことを活かして書き直すこと
5-9回 ではレポートを書く際に気をつけるべき点や、有用なテクニックなどを学ぶ 5. 数式,図,表のあつかい 準備学習: 自分で図,表を作成する.一番気に入っている数式を探しておく.
6. 数値の扱い 準備学習: 第5回のk授業時に指定する文章を書いてくること
7. パラグラフライティング 準備学習: 文章の階層などについて、参考書等の該当箇所を読んでおく
8. 形式と構造 準備学習: 文章の形式や構造、言葉遣いについて参考書等の該当箇所を読んでおく
9. 結果と考察 準備学習: 結果の示し方の考察の仕方について、参考書等の該当個所を読んでおく
10-14回では、これまで学んだ注意点に気をつけながら、実際に長めのレポートを書く作業を行う 10. 書きはじめる前に,アウトラインの作り方 準備学習: 期末レポートの題材を考えておく
11. パラグラフとトピックセンテンス 準備学習: 期末レポートの概要とアウトライン(目次)を作成しておく
12. 下書きの作成 準備学習: アウトラインをさらに細分化し,パラグラフごとのトピックセンテンスを作成しておく
13. 推敲について 準備学習: 期末レポートの下書きを完成させておく
14. 学習内容の振り返り
- <成績評価方法>
- 学期末の課題レポートおよび,毎回の授業時に提出してもらう小レポートを100点満点で評価する.
最終評点が60点以上で合格とする.
- <教科書>
- 特に教科書は指定しないが,
・文章の書き方 ・論文・レポートの書き方 に関する書籍を1冊準備しておくこと.
- <参考書>
- 特に指定しない
- <オフィスアワー>
- 曜日:水曜日
時間:11:05〜12:50 場所: A2473(新宿キャンパス)
メールによる質問は随時受けつけています。 また,オフィスアワー以外の時間帯で質問・相談などがある場合はあらかじめメールでアポイントメントをとってもらうと,確実性が増すと思います。
- <学生へのメッセージ>
- 実験レポートや卒業論文を始め,就職活動,社会人になってからも第三者に文章を書く機会は沢山あります.
講義ではテクニカルな面を教えていきますが,自分で書いた文章を沢山の人に読んでもらう訓練を自主的に実践的に取り組んでもらうことを期待します.
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