2016年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

エンジニアリング マネジメント(Engineering Management)[4B19]

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2単位
矢崎 敬人 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
 企業におけるエンジニアが知っておくべき種々の問題解決手法,ミクロ経済学の分析手法,経済性評価手法,財務会計の基礎的知識を身につけてもらうことがこの授業のねらいである.

<受講にあたっての前提条件>
 特になし.

<具体的な到達目標>
 問題解決のための様々な手法,経済性評価手法,ミクロ経済学の分析手法,財務会計の知識を用いて,具体的課題を解決する力を身につけてもらうことが達成目標である.

(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」:(E)◎,(A)◎

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス,エンジニアリングマネジメントにおける問題解決(1)
 ガイダンス.問題解決のプロセス,分析・診断の問題,予測の問題,計画・決定問題.

2.エンジニアリングマネジメントにおける問題解決(2)
 問題解決とモデル,問題解決のアプローチ,問題解決のプロセスと基本的な考え方.

3.経済性評価(1)
 経済性評価の比較の原則,比較の原則の応用.

4.経済性評価(2)
 投資案の評価と資金の時間的価値

5.ミクロ経済学(1)
 市場における需要と供給の作用.

6.ミクロ経済学(2)
 需要,供給,及び政府の政策.

7.ミクロ経済学(3)
 消費者,生産者,市場の効率性.

8.ミクロ経済学(4)
 生産費用.

9.ミクロ経済学(5)
 競争的市場における企業.

10.ミクロ経済学(6)
 独占.

11.ミクロ経済学(7)
 独占的競争.寡占.

12.財務会計の基礎(1)
 損益計算書,貸借対照表.

13.財務会計の基礎(2)
 キャッシュフロー計算書,財務比率分析.

14.学習内容の振り返り
 学習内容の確認と復習.

15.学習成果の確認
 試験.

<成績評価方法>
授業への貢献:50%
(小テストやレポートを課す場合がある.これらの評価は授業への貢献に含む.なお,出欠管理はカードリーダーを用いて行うので,学生証を忘れた場合には教務課で臨時学生証を発行してもらうこと.)
期末試験:50%

<教科書>
 特に指定しない.

<参考書>
●エンジニアリングマネジメントにおける問題解決
○辻正重編著(2010)『経営工学総論』ミネルヴァ書房.(3,500円+税)

●経済性評価
○千住鎭雄,伏見多美雄(1994)『〈新版〉経済性工学の基礎―意思決定のための経済性分析』日本能率協会マネジメントセンター.(3,107円+税)

●ミクロ経済学
○N.グレゴリー・マンキュー(2013)『マンキュー経済学I ミクロ編(第3版)』東洋経済新報社.(4,000円+税)(授業内容に最も近い.)
○神取道宏(2014)『ミクロ経済学の力』日本評論社.(3,200円+税)(やや高度だが大変おもしろい.ミクロ経済学をより深く学びたい学生に強くお勧めする.)
○八田達夫(2013)『ミクロ経済学Expressway』東洋経済新報社.(2,800円+税)(ミクロ経済学のさまざまな政策問題への応用を重視.)

●財務会計の基礎
○西山茂(2014)『出世したけりゃ会計・財務は一緒に学べ!』光文社新書.(760円+税)

 その他の文献は授業の中で紹介する.

<オフィスアワー>
[前期](新宿2778号室)木曜日11:05〜12:00.
[後期](新宿2778号室)水曜日11:05〜12:00.
 上記日時以外でもメール(アドレスはガイダンス時に配布する資料を参照)で予約の上で面談可.

<学生へのメッセージ>
 ここで学ぶ問題解決のための技術は, ECPのおけるプロジェクト管理や日常生活の諸問題への対処に役立つだろう.また,経済性評価,ミクロ経済学,財務会計の基礎は,皆さんが将来プロジェクトを率いたり新事業を立ち上げたり,あるいは経営幹部として活躍する際に,必ず役に立つはずである.

<備 考>
 教材配布や連絡のためキューポートを随時使用する予定.キューポートに配信された連絡が必ず届くよう各自で設定すること.


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