2016年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

医用機器(Medical Equipment)[3B17]

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2単位
堀内 邦雄 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
 現在使われている医用機器(診断支援機器、治療用機器)の原理、構造、得られるデータについて学ぶ。測定対象が生体であることの特徴、使用時の安全性の考え方など医学と工学を合わせた学際的なとらえ方を学習する。
(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」
(F)デザイン能力とチームワーク力の習得:◎(D)創造力の習得:○
JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)の(2)b)d)(e):◎(c)(d)の(1):○

<受講にあたっての前提条件>
医用機器に興味があれば特にありません

<具体的な到達目標>
医療用機器の機能と構造が理解できる
医療用機器を使用した治療方法や効果を説明できる。

<授業計画及び準備学習>
1 ガイダンス
2 心電計、心臓電気生理
3 ペースメーカ、除細動器
4 血圧計
5 血流計
6 輸液ポンプ、吸引機
7 人工心肺装置
8 補助循環装置
9 人工心臓、心臓移植
10 人工透析装置、血液浄化療法
11 人工弁、人工血管
12 人工呼吸器、パルスオキシメータ
13 電気メス、レーザメス
14 学習成果の確認(レポート課題作成)

予習:各回の予習はシラバスのキーワードを基に参考図書等を確認しておく。
復習:各回に出された課題を基に授業内容の再確認を行う。

<成績評価方法>
課題の評価40点、最終レポート評価60点とし、総合点が60点以上のものに単位を認める。
ただし,総合点数60点未満の者で欠席がない場合には、レポート課題を与え、その内容が単位認定相当と認められる場合は最終成績を60点とする.
「国際工学プログラム」の学習・教育目標(C)は、本科目およびこの目標に対応する卒業に必要な他の該当科目をすべて習得することにより達成される。

<教科書>
MEの基礎知識と安全管理 改定第6版:監日本エム・イー学会ME技術教育委員会、南江堂

<参考書>
入門医用工学:嶋津秀昭、菜根出版
生体機械工学:日本機械学会、丸善
生体用センサーと計測装置:山越、戸川、コロナ社。
初学者のための生体機能の測り方:加藤、大久保編著、日本出版サービス

<オフィスアワー>
八王子校舎04-807 金曜日 16:30-18:30

<学生へのメッセージ>
 現在の医学における診断、治療技術の発達は、工学技術の発展によるものが多い。工学の知識だけでなく、医学の基礎も理解し、人々の健康や福祉に役立てていただきたい。

 他学科からの履修も歓迎しています。医学部でも工学部でも取り上げていない内容がたくさんあります。


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