2016年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

リーダシップと企業経営(Leadership and Corporate Management)[2E22]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
新井 敏夫 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
ドラッカーのマネジメントをテキストとして使用し、日本国内だけでなく国際的なプロジェクトの推進や外資系企業で働く場合でも、リーダーとしての実際のマネジメントが可能になるように、基本的な知識と技能を身に付ける。
(JABEE国際工学プログラム 学習・教育目標)F.デザイン能力とチームワーク能力の習得◎

<受講にあたっての前提条件>
下記の指定教科書を講義前に一読しておくこと。

<具体的な到達目標>
1.リーダーの基本的な機能について理解し、実際のケースに適用できる。
2.リーダーに必要な資質について理解し、自らリーダーとして自律的に成長できる。
3.リーダーの役割を理解し、優秀なフォロワーとして貢献できる姿勢を身に付ける。
4.危機に際してのリーダーの行動について理解し、実際のケースに応用できる。

<授業計画及び準備学習>
 受講者は担当を決めて下記教科書の解説を順次行う。講義ではその中からテーマやケースを設定して討論を行い、テキストの理解を深める。最後に私から企業行動におけるリーダーシップについて解説する。

1.ガイダンス リーダーは天性のものか
2.企業の成果とは何か
 準備学習 企業とは何かについて学習しておくこと
3.事業戦略について
 準備学習 戦略と戦術について学習しておくこと
4.公的機関の成果について
 準備学習 多元社会について学習しておくこと
5.動機付け理論とリーダーシップ理論の関係
 準備学習 人はどのような動機で働くのかについて自らの意見をまとめておくこと
6.社会的責任
 プロフェッショナルの倫理について理解しておくこと
7.マネジメントと組織
 準備学習 組織行動におけるマネジメントとリーダーシップの違いについて説明できるようにしておくこと
8.決断のフレームワーク
 準備学習 リーダーの決断がどのような場面で最も重要になるか、具体的なケースを想定しておく
9.目標設定
 準備学習 リーダーとマネジャーの目標設定に関する考え方の違いについて学習しておくこと
10.組織の能力について(リーダーによる組織能力の維持向上)
 準備学習 リーダーと組織の関わり方について調べておくこと
11.組織の能力について(マネジメントによる組織管理について)
 準備学習 マネジメントと組織の関わり方について調べておくこと
12.危機管理とリーダーシップについて
 準備学習 企業の危機管理について、具体例を調べておくこと
12.マネジャーの技能について
 準備学習 意思決定論、コミュニケーション能力等についてテキストの該当箇所を読んでおくこと。
13.リーダーの資質について
 準備学習 リーダーの機能を果たすために必要とされる資質について意見形成をしておくこと
14.学習成果の振り返り
 準備学習 前回までの総復習を行う

<成績評価方法>
講義中の個人発表と試験による総合評価。ウェイトは試験が50%、個人発表及び討論に対する貢献度が50%。100点満点中60点以上を合格とする。

<教科書>
P.F.ドラッカー著 「マネジメント 基本と原則」(エッセンシャル版) ダイヤモンド社

<参考書>
佐々淳行「平時の指揮官 有事の指揮官」文春文庫
ボブ・ウッドワード「司令官たち」文藝春秋
ジャック・ウェルチ、ジョン・A.バーン「ジャック・ウェルチ わが経営」日本経済新聞社

<オフィスアワー>
毎週木曜日 13時30分から15時30分 技術経営研究室(新宿校舎 A2777)

<学生へのメッセージ>
マネジメント及びリーダーシップを習得し、将来企業リーダー、技術リーダーとして、技術立国日本の復活を目指そうという気概のある学生の皆さんに是非受講してほしいと思います。質問は歓迎します。ただしオフィスアワー以外は事前にアポイントを取るようにしてください。Email;michael_lee_arai@cc.kogakuin.ac.jp


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2016 Kogakuin University. All Rights Reserved.