2016年度工学院大学 建築学部
ランドスケープデザイン(Landscape Design)[5G15]
2単位 下田 明宏 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- ランドスケープデザインは、地域固有の自然や歴史、風土を生かしながら、都市の外部空間のあり方を提案し、我々の「生活の質」の向上を図る分野である。
本授業では、座学と簡単な演習により、ランドスケープデザインの基本的ツールである「造成デザイン」と「植栽デザイン」に関する基礎知識と技術を学習するとともに、ランドスケープデザインの今日的な役割について知見を深める。
- <受講にあたっての前提条件>
- 既習科目、または並行履修科目についての前提条件は、特にない。
- <具体的な到達目標>
- (1) 造成デザインの基本的手法を習得する。
(2) 都市における基本的な緑化植物の名前や特徴、用途について学ぶ。 (3) 植栽デザインの多様な手法を理解し、実際の都市空間を適切な用語で説明できるようにする。
- <授業計画及び準備学習>
- 下記の内容に加え、授業の内容が十分に理解でき、その知識を応用して使いこなせるよう、先行授業の内容を再学習する時間を毎回の授業に設ける。
1 オリエンテーション 準備学習:都市空間は何によって構成されているか考えておく。 2 造成デザイン 1 (広場-1 コンターの操作) 準備学習:地理で学習した等高線の特性について復習しておく。 3 造成デザイン 2 (広場-2 円形劇場) 準備学習:広場を別の位置に造成してみる。 4 造成デザイン 3 (道路-1 コンターの操作) 準備学習:円形劇場を別の位置に造成してみる。 5 造成デザイン 4 (道路-2 到着感の演出) 準備学習:道路造成におけるコンターの操作を理解する。 6 造成デザイン 5 (まとめ) 準備学習:道路造成におけるコンターの操作に習熟する。 7 造成デザイン 6 (小テスト1) 準備学習:広場と道路の造成を一体的にできるようにする。 8 緑化植物 1 (植物のある風景 / スケッチ-1) 準備学習:緑化植物にはどのようなものがあるか観察する。 9 緑化植物 2 (スケッチ-2 / 課題提出) 準備学習:緑化植物と建築・工作物の多様な関係について考察する。 10 植栽デザイン 1 (コントラスト等) 準備学習:植栽デザインにはどのような手法があるか観察する。 11 植栽デザイン 2 (ヘッジ等) 準備学習:前回の授業で紹介された植栽デザインの手法を復習する。 12 植栽デザイン 3 (ビスタ等) 準備学習:前回の授業で紹介された植栽デザインの手法を復習する。 13 植栽デザイン 4 (まとめ / 小テスト2) 準備学習:これまでの授業で紹介された植栽デザインの手法を復習する。 14 学習内容の振り返り 準備学習:前回までの総復習を行う。
- <成績評価方法>
- 到達目標(1)、(2)、(3)は、原則として、それぞれ小テスト1(1/3)、課題(1/3)、小テスト2(1/3)で評価する。
A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。
- <教科書>
- 特に指定しない。
- <参考書>
- 授業中に参考書を紹介するほか、必要に応じて資料を配布する。
- <オフィスアワー>
- 金曜日12:30〜13:30 八王子校舎3号館3階3307室
- <学生へのメッセージ>
- 日本の都市景観について問題意識を持っている学生を歓迎します。
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