2016年度工学院大学 建築学部

環境基礎実験(Environmental Basic Experiments)[5G13]

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2単位
中島 裕輔 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
野部 達夫 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
西川 豊宏 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
柳  宇 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
横山 計三 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
富樫 英介 准教授  
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
快適で高品位な建築室内環境を創出するためには、熱、空気、光などの基本的な振る舞いを理解する必要がある。この授業では各自がそれぞれ理論に則ってデザインしたスタディ模型を製作し、実際にその内部環境を測定器を用いて評価する。

<受講にあたっての前提条件>
2年前期建築系実験科目の初回授業にて、受講の許可を得た者。
また、1年後期の環境工学Tを履修し、2年前期の環境工学Uと平行履修することが望ましい。

<具体的な到達目標>
建築の物理環境に関する直感を身につける。

<授業計画及び準備学習>
第1回 ガイダンス
第2回 建築の「熱環境」に関する性能調査1
 準備学習:「はじめての建築環境工学」3章を熟読しておくこと。
第3回 建築の「熱環境」に関する性能調査2
 準備学習:「はじめての建築環境工学」3章を参考に課題を検討のこと。
第4回 建築の「熱環境」に関する性能調査3
 準備学習:「はじめての建築環境工学」2章を熟読しておくこと。
第5回 建築の「熱環境」に関する性能調査4
 準備学習:「はじめての建築環境工学」2章・3章を参考に課題を検討のこと。
第6回 「熱環境」に関する実験結果プレゼンテーション
 準備学習:「はじめての建築環境工学」2章・3章を参考にレポートを作成のこと。
第7回 建築の「光環境」に関する性能調査1
 準備学習:「はじめての建築環境工学」7章を熟読しておくこと。
第8回 建築の「光環境」に関する性能調査2
 準備学習:「はじめての建築環境工学」2章・7章を参考に課題を検討のこと。
第9回 建築の「光環境」に関する性能調査3
 準備学習:「はじめての建築環境工学」2章・7章を参考に課題を再検討のこと。
第10回 「光環境」に関する実験結果プレゼンテーション
 準備学習:「はじめての建築環境工学」2章・7章を参考にレポートを作成のこと。
第11回 建築の「空気環境」に関する性能調査1
 準備学習:「はじめての建築環境工学」6章を熟読しておくこと。
第12回 建築の「空気環境」に関する性能調査2
 準備学習:「はじめての建築環境工学」6章を参考に課題を検討のこと。
第13回 「空気環境」に関する実験結果プレゼンテーション
 準備学習:「はじめての建築環境工学」6章を参考にレポートを作成のこと。
第14回 学習内容の振り返り

※「シリーズ建築工学5 環境工学 −熱環境と空気環境−」の該当箇所も各回の参考にすること。
・ひとりひとりが課題ごとの要求性能を満たすスタディ模型を設計し、製作する。
・スタディ模型の物理性能を計測器を用いて実測・評価する。
・プレゼンテーションを行う。

<成績評価方法>
各課題ごとにスタディ模型及びその物理的性能と、プレゼンテーションをもとに評価し、到達目標に達したと認められるものを合格とする。期末試験はおこなわない。

<教科書>
指定教科書なし。必要に応じて資料を演習課題ごとに配布する。

<参考書>
「はじめての建築環境工学」小林茂雄・中島裕輔他 著(彰国社)
「シリーズ建築工学5 環境工学 −熱環境と空気環境−」宇田川・秋元・近藤・長井著(朝倉書店)

<オフィスアワー>
毎週木曜11:30〜12:00,新宿校舎24階2416号室

<学生へのメッセージ>
建築を志すものが当然磨くべき「暑い、寒い、明るい、暗い、・・・」といった物理的空間認識を定量的に捉えるためのトレーニングでもある。


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