2016年度工学院大学 建築学部

構造基礎実験(Structural Experiment)[5G11]

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2単位
近藤 龍哉 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
小野里 憲一 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
河合 直人 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
山下 哲郎 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
村上 正浩 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
体験(実験)を通して、建物の力学的特性を理解することを目的とします。構造力学・各種構造(RC構造、鋼構造、木質構造)・防災などの座学の理解度を高める補足科目としての位置づけでもあります。
卒業後、実社会では見ることが難しい「建物の壊れる様」を見学することで、建築に於ける構造系科目を習得する必要性を熟知し、「構造系の科目」内で講義されている内容を体験的に把握・理解することを狙いとします。

<受講にあたっての前提条件>
「建築と構造1」「構造力学1」の履修完了を前提とします。また、PCの簡単な利用を行うので、大学情報処理演習室のPCの操作法を習得していることを前提とします。

<具体的な到達目標>
・「建物が壊れるとは何か」を見知る。
・「地震で建物が揺れるとはどの様な現象か」を見知る。
・「防災予測とはどの様なことから判定しているか」を見知る。
・知見をどのようにまとめて記すのかを学ぶ。

<授業計画及び準備学習>
1. ガイダンス(受講要領、安全教育、授業のねらい、担当:近藤)
2. 木質構造実験(担当:河合)準備学習として「木の機械的性質」をキーワードに検索し、ノートし、持参しなさい。
3. 鋼構造実験準備 準備学習として「鋼の機械的性質」をキーワードに検索し、ノートし、持参しなさい。
4. 鋼構造実験(担当:山下)準備学習として「鋼構造」をキーワードに検索し、鋼構造建物写真を持参しなさい。
5. 振動実験(担当:山下)準備学習として「鋼構造建物の地震被害」をキーワードに検索し、地震被災建物写真を持参しなさい。
6. 防災演習1(担当:村上)準備学習として「防災」をキーワードに、国のHPに記された防災関連公告をメモし、持参しなさい。
7. 防災演習2(担当:村上)準備学習として「防災」をキーワードに、自治体のHPに記された防災関連公告をメモし、持参しなさい。
8. 建築構造実験準備 準備学習として構造力学Tのノートを再読し、ノートを持参しなさい。
9. 建築構造実験1(担当:小野里)準備学習として「構造種別、構造形式」をキーワドに検索し、内容をのーとして、ノートを持参しなさい。
10. 建築構造実験2(担当:小野里)準備学習として「構造種別、構造形式」をキーワドに検索し、内容をのーとして、ノートを持参しなさい。
11. 鉄筋コンクリート構造実験準備 準備学習として構造力学Uのノートを再読し、ノートを持参しなさい。
12. 鉄筋コンクリート構造実験1(担当:近藤)準備学習として「構造種別、構造形式」をキーワドに検索し、内容をのーとして、ノートを持参しなさい。
13. 鉄筋コンクリート構造実験2(担当:近藤)準備学習として「構造種別、構造形式」をキーワドに検索し、内容をのーとして、ノートを持参しなさい。
14.実験内容の振り返り(実験の目的、観察内容、自分が記した考察を振り返りましょう)。

<成績評価方法>
各実験担当者の指導に従いレポートの提出を行う。評価は各担当者の評価の総和平均とします。
「実験授業に出席する」と「レポートを提出する」が評価の最低条件です。
レポートの記述では、「実験結果(データ、損傷記録等)」は共通ですが、「実験の目的」は授業時に自分が理解したことを記し、「実験結果の分析」は自身が行い、「考察」も自分の考えを記します。よって、他者と同一のレポートは不合格とします。

<教科書>
指定は無い。
なお、構造実験は危険を伴います。よって、「安全の手引き」(入学式当日に配布済)を再読しておくことも大切です。

<参考書>
授業前に担当教員から「実験に関する資料」が配布されます。配布はKuPortや担当教員のホームページから行われます。授業1週前程度から配布状況に留意しましょう。
「建築構造実験法」、「建築構造実験」などと題する本が本学図書館に複数あります。事前に読んでおくことも大切です。

<オフィスアワー>
金曜日 11時から12時 11号館205室
土曜日 11時から12時 11号館205室

<学生へのメッセージ>
構造基礎実験は危険を伴う実験もあります。よって、各授業の開始直後に「安全教育」を行います。
遅刻をすると安全教育が受けられません。本科目は遅刻厳禁です。遅刻者の受講を認めない場合も
あります。

<備 考>
実験の準備の都合で日程を変更する場合があります。KuPortや学生用掲示板を注視してください。

<参考ホームページアドレス>
dt82143.ns.kogakuin.ac.jp


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