2016年度工学院大学 建築学部
○建築法規(Architectural Regulation)[5D16]
2単位 小林 直弘 特任助教 町田 修二 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 建築物の生産に携わる建築技術者に必要不可欠の知識として、建築物に関する規定、都市計画、建築士の資格と責務、防災等に関する法令の基本的考え方を学ぶ。同時に、各法令の条文の意味するところと条文相互の関連性及び都市づくりとの関わり方を理解する。さらに、建築法規が建築士試験の科目であることを踏まえ、一級建築士試験の出題事例等の練習問題を解くことにより、資格試験に対する理解を深める。
- <受講にあたっての前提条件>
- 大学卒業後に建築士試験の受験資格が与えられるためには、学生時に一定の科目の履修を行うことが必要である。建築法規はそのひとつで、本学の建築学部カリキュラムにおいては、1・2年次の必修科目はすべて、それに該当する。したがって、建築法規を学習し、その理解度を深めるとともに、他の必修科目についても、単位を取得するだけでなく、正しく理解しておく必要がある。
- <具体的な到達目標>
- ・建築基準法の変遷、制度規定、単体規定、集団規定等に関する知識を得る。
・都市計画法、消防法、建築士法など関係法令の知識を得る。 ・東京の都市づくりの現状、地域のまちづくりなどに関する知識を得る。 ・一級建築士試験の内容を把握する。
- <授業計画及び準備学習>
- ・授業計画
1 ガイダンス 授業の進め方、法令の基礎知識、建築法規の変遷 2 建築基準法の基本 法の体系と構成、目的、執行体制等 3 制度規定 確認と許可、用語の定義、面積・高さの算定方法 4 単体規定1 一般構造、建築設備 5 単体規定2 防火規定、避難規定 6 単体規定3 構造計算、各種構造 7 集団規定1 道路と建築、用途制限 8 集団規定2 容積率、建ぺい率、高さ制限等 9 集団規定3 防火地域、総合設計制度、地区計画等 10 建築関係法令1 建築士法、建設業法 11 建築関係法令2 消防法、品確法、耐震改修促進法等 12 都市計画法 法の変遷、都市計画規制、都市計画諸制度等 13 都市計画関係法令 開発許可制度、都市再開発法等 14 その他関係法令 バリアフリー法、道路法、駐車場法、民法等 15 関係条例 東京都建築安全条例、耐震条例、風致地区条例等
・準備学習 教科書、法令集等により、授業計画に示した用語について予め学習して講義に備えると同時に、授業後は再び教科書、法令集等をみて復習を行う。
- <成績評価方法>
- ・成績評価方法及び水準
原則として定期試験及びレポート課題(比率は3:1、内容は未定・課題内容は授業中に伝える)により評価し、合計60点以上の者に単位を認める。ただし、50点以上60点未満の者で、レポート内容が非常に優秀であると認められる場合には、最終成績を60点とする。 また、出席確認において、全て欠席の者の評価は「A」を上限とする。
- <教科書>
- 『基本を学ぶ建築法規』 町田修二 (大成出版社)
- <参考書>
- 『わかりやすい建築基準法』建築基準法令研究会(大成出版社)
『建築学の基礎4 建築法規[第2版]』矢吹茂郎他(共立出版) 建築基準法関係法令集
- <オフィスアワー>
- 授業終了後適宜
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