2016年度工学院大学 建築学部

環境工学II(Environmental Engineering II)[5A19]

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2単位
横山 計三 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
環境工学IIでは、建築における熱環境、空気環境に関する専門的な内容について理解を深め、建築や設備の設計に必要な知識を身に着けることを目的とする。

<受講にあたっての前提条件>
環境工学Iの内容を復習して理解していること。

<具体的な到達目標>
授業計画に示した建築環境に関する各項目についての用語や基本的な性質、計算方法について理解することを目標とする。これにより、建築・設備設計において活用できる基礎的知識を身に着けたことになる。

<授業計画及び準備学習>
講義に臨む前に,資料や教科書を予め読んで予習することを前提として実施します。
1 建築と環境   建築環境設計と環境工学の役割
   準備学習:教科書の1章を予習しておくこと
2 室内環境   室内環境要素、温熱環境、空気環境
   準備学習:教科書の4章、5章を予習しておくこと
3 気象と気候   気候と気象、気象要素、気候図
   準備学習:教科書の2章を予習しておくこと
4 日照と日射(1)  太陽と日照・日射、太陽位置
   準備学習:教科書の3章3.1,3.2を予習しておくこと
5 日照と日射(2)  日照と日影線図
   準備学習:教科書の3章3.3を予習しておくこと
6 日照と日射(3)  晴天日の日射量、方位別日射量、日照調整
   準備学習:教科書の3章3.4、8章8.5を予習しておくこと
7 建築の伝熱(1) 伝熱の基礎、熱伝導、対流熱伝達
   準備学習:教科書の7章を予習しておくこと
8 建築の伝熱(2) 放射熱伝達、表面における熱伝達、熱貫流
   準備学習:教科書の8章8.1、8.2を予習しておくこと
9 建築の伝熱(3) 壁の熱貫流、表面温度
   準備学習:教科書の8章8.3を予習しておくこと
10 湿気と結露(1) 湿り空気、温度と湿度、湿度の調整
   準備学習:教科書の11章を予習しておくこと
11 湿気と結露(2) 結露とその防止、表面結露、内部結露
   準備学習:教科書の13章を予習しておくこと
12 換気と通風(1) 換気・通風・すきま風、必要換気量
   準備学習:教科書の5章、14章14.1を予習しておくこと
13 換気と通風(2) 自然換気の理論、風力換気、温度差換気、換気計画
   準備学習:教科書の14章14.2、15章15.1,15.2を予習しておくこと
14 学習内容の振り返り
   準備学習:定期試験で解けなかった問題の解き方を考えておく。

<成績評価方法>
定期試験期間に行う試験の結果および授業中に出す課題の結果から成績評価を行う。試験結果を80%、課題の結果を20%として評価し、Grade D以上を合格とする。

<教科書>
「シリーズ建築工学5 環境工学 −熱環境と空気環境−」宇田川、秋元、近藤、長井(朝倉書店)

<参考書>
「最新建築環境工学」、田中、武田、岩田、土屋、寺尾共著(井上書院)

<オフィスアワー>
毎週金曜日 12:50〜13:20 八王子キャンパス11号館1階101室

<学生へのメッセージ>
環境工学は、建物内の居住環境をつくるのに必要な知識です。単に建築設備で用いるだけでなく、建築をデザインするうえで欠かせない知識です。興味を持って臨んでください。


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