2016年度工学院大学 建築学部

市民生活の社会学B(Social Studies on the Civil Life B)[4K08]

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2単位
勝田 由美 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
欧米諸国と比較しながら現代日本の労働問題を理解する。

<受講にあたっての前提条件>
とくになし

<具体的な到達目標>
労働問題を理解し、社会に出るための知識と心がまえをもつことができる。

<授業計画及び準備学習>
第1回 「休暇」の権利?
 準備学習: 「日本 労働」で検索をかけ、現代日本の労働の問題に
   ついてイメージをもって授業に臨む
 
第2回 「日本型雇用」の成立
  準備学習: 「日本型雇用」で検索をかけ、戦後日本に特徴的であった
    労務管理の体制についてイメージをもって授業に臨む
  
第3回 「日本型雇用」の特徴
  準備学習: 「職務給」で検索し、欧米の伝統的な賃金システムと
    日本型雇用に特徴的な給与体系との違いについてイメージをもっておく
  
第4回 「成果主義」の功罪
  準備学習: 「成果主義」で検索し、この方法にどんな問題があるかを調べておく

第5回  時間外労働の法制史
  準備学習: 日本にはなぜ時間外労働が多いのか、理由を考えてみる

第6回  長時間労働のメカニズム
  準備学習: 前回の授業のプリントやノートをきちんと読んで復習しておく

第7回  非正規雇用の現状と法的位置づけ
  準備学習: 「パート」「アルバイト」の定義について考えておく

第8回  EUの「均等待遇」原則
  準備学習: 「同一労働同一賃金」とはどういうことか、検索して調べておく

第9回  パート労働法の問題点
  準備学習: 前回のプリントやノートをきちんと読んで復習しておく

第10回  派遣労働の歴史
  準備学習: 労働基準法第6条について調べておく  

第11回  派遣法の変遷
  準備学習: 平成27年度の派遣法改正の概要を調べておく

第12回 「外国人」「労働者」について
  準備学習: 日本にいる「外国人」労働者にはどんな国の人が多いか、
    調べておく

第13回 「雇用問題」とは何か
  準備学習: これまでの授業を振り返り、雇用問題や就職難の原因はどこにあるのか、
   考えをまとめておく

第14回 授業のふり返り
  

     

(毎回の準備学習)
 授業での配布資料には授業後に再度目を通し、漢字や語句、内容の不明な点について
次回の授業までに明確にしておくこと。
 不明な点について自分で調べても理解できない場合には、担当教員に確認のこと

<成績評価方法>
学期末の筆記試験を評価して(100%)単位を認める。授業中に課す小レポートの提出を、試験受験の条件とする。

<教科書>
なし

<参考書>
なし

<オフィスアワー>
月・木 昼休み 八王子校舎研究室(総合教育棟S−321室)にて

<学生へのメッセージ>
ふだんから新聞を読む習慣をつけましょう。
世知辛い社会で自分を大事にして生きていくには、社会の様々な事柄に目をむけることが大切です。
 


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