2016年度工学院大学 建築学部

建築計画III(Architectural Theory III)[3D10]

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2単位
山下てつろう 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
本講義は,人間生活に関わる施設建築について,建築計画学の立場から,主にそれぞれの機能性について言及すると共に,人間の生理・心理的特性にも触れながら,体系的に理解することを目的とする。講義では,生活に関わる諸施設や場所,そこでの行動場面を題材に取り上げながら,それらに対応した建築計画のあり方を理解してもらう。

<受講にあたっての前提条件>
建築計画1,建築計画2を習得し,理解していること。しかし,これらの「単位取得」は必須条件ではない。

<具体的な到達目標>
人間生活に関わる施設建築の建築計画について,体系的に理解すること。
その際,機能性は勿論,諸施設での人間の行動や生理・心理特性を理解すること。
より具体的には,これらに関わる用語の理解が到達目標となる。

<授業計画及び準備学習>
下記の内容に加え、講義内容の理解に必要な一般教養や社会常識、あるいは時事問題などを説明するとともに、講義した内容を理解し、敷衍して考える力を身につけられるよう、講義内容へのコメントを求めたり小課題を課したりすることで、講義内容を理解しているか確認する時間を毎回の授業に設けます。

01:概論1(計画原論:単位,寸法)
準備学習:建築計画T,U,の内容を復習する
02:概論2(計画原論:行動・心理)
準備(復習)学習:設計資料集成のpp.042-113の中から,01回目の講義内容を復習する
03:概論3(計画原論:視覚,色彩)
準備(復習)学習:設計資料集成のpp.042-113の中から,02回目の講義内容を復習する
04:高齢者施設1(制度,高齢者の身体特性,バリアフリ)
準備(復習)学習:設計資料集成のpp.042-113の中から,03回目の講義内容を復習する
05:高齢者施設2(各種高齢者施設)
準備(復習)学習:設計資料集成のpp.168-181の中から,04回目の講義内容を復習する
06:高齢者施設3(各種高齢者施設)
準備(復習)学習:設計資料集成のpp.168-181の中から,05回目の講義内容を復習する
07:診療所(成り立ち,配置,平面構成,断面構成)
準備(復習)学習:設計資料集成のpp.168-181の中から,06回目の講義内容を復習する
08:交流施設(文化系施設,配置計画)
準備(復習)学習:設計資料集成のpp.182-193の中から,07回目の講義内容を復習する
09:商業施設(地域活性化,圏域)
準備(復習)学習:設計資料集成のpp.184-205の中から,08回目の講義内容を復習する
10:博物館(博物館,動物園,植物園,水族館)
準備(復習)学習:設計資料集成のpp.184-205の中から,09回目の講義内容を復習する
11:美術館(成り立ち,配置,平面構成,断面構成)
準備(復習)学習:設計資料集成のpp.254-265の中から,10回目の講義内容を復習する
12:図書館(成り立ち,配置,平面構成,断面構成)
準備(復習)学習:設計資料集成のpp.254-265の中から,11回目の講義内容を復習する
13:劇場・ホール(成り立ち,配置,平面構成,断面構成)
準備(復習)学習:設計資料集成のpp.243-253の中から,12回目の講義内容を復習する
14:学習内容の振り返り
準備(復習)学習:設計資料集成のpp.266-277の中から,13回目の講義内容を復習する

課題やレポートなどは課さないが,授業の準備・理解の程度などは,設計課題の中で各自で確認することができる。

<成績評価方法>
成績評価は,基礎・専門分野の知識を問う用語説明,および規模計画に関する簡単な計算を求める期末試験の結果で行い,A+〜F の6段階評価でD以上の者を合格とする。

<教科書>
第3版コンパクト設計資料集成:日本建築学会編(丸善)

<参考書>
講義の中で紹介する

<オフィスアワー>
毎週水曜日17:30-18:00
新宿キャンパス A-2617室

<学生へのメッセージ>
建築の専門家になるためには,素の自分を鍛えることが必要です。社会現象を建築の目で捉えられるよう,自らを鍛えましょう。


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