2016年度工学院大学 建築学部

近代建築史(History of Modern Architecture)[2D18]

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2単位
大内田 史郎 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
国内外の近代建築のデザイン、空間構成及び建築理論に関する歴史的な動向について、具体的な作品を通して学びます。

<受講にあたっての前提条件>
入門的な授業のため前提条件は特にありません。

<具体的な到達目標>
国内外の近代建築に関する基礎的な知識(建築作品、建築家、建築理論)を習得することを目標とします。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス、近代建築の始まり(新古典主義、アーキテクトとエンジニア)
2.20世紀初頭の動き(1)(アーツ・アンド・クラフツ、アール・ヌーヴォー、ゼツェション、A.ロース)
3.20世紀初頭の動き(2)(ドイツ工作連盟、ドイツ表現主義、デ・スティル、未来派、ロシア構成主義)
4.F.L.ライトと戦前のアメリカの建築(シカゴ派、L.サリヴァン、アール・デコ)
5.L.コルビュジェの建築と理論(1)(戦前の作品を中心とする)
6.M.v.d.ローエとバウハウス(W.グロピウス)
7.A.アアルトと北欧の建築(E.G.アスプルンド)
8.国内の近代建築の始まり(J.コンドルからの系譜)
9.L.コルビュジェの建築と理論(2)(戦後の作品を中心とする)
10.L.コルビュジェの弟子達の活躍(坂倉準三、前川國男、吉坂隆正、J.L.セルト、O.ニーマイヤー)
11.戦後のアメリカのモダニズム建築(L.カーン、ニューヨーク・ファイブ、ポストモダン)
12.戦後のヨーロッパのモダニズム建築(J.スターリング、ハイテック、デコンストラクション)
13.戦後の国内のモダニズム建築(丹下健三、槇文彦、メタボリズム、安藤忠雄)
14.学習内容の振り返り

準備学習:毎回、講義のレジメをキューポートにアップロードしますので、各自そのレジメを必ずダウンロードして熟読した上で授業に臨んでください。

<成績評価方法>
期末試験によって評価し、90点以上:A+、80点台:A、70点台:B、60点台:C、50点台・40点台:D、40点未満:Fとする。

<教科書>
なし

<参考書>
桐敷真次郎:『近代建築史』, 共立出版, 2001
鈴木博之(編著):『近代建築史』, 市ヶ谷出版社, 2008
藤岡洋保:『近代建築史』, 森北出版, 2011
その他、授業に関連した参考書は随時紹介する。

<オフィスアワー>
・火曜日 17:30〜18:30 八王子校舎3号館3310室

<学生へのメッセージ>
近代建築史に関する知識は、建築設計の課題に取り組む上でも大いに役立ちますので、積極的に受講してください。


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