2016年度工学院大学 建築学部
△日本の社会思想(Social Ideas in Japan)[1G23]
2単位 木下 ちがや 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ◎ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 2011年3月の原発震災以後、日本社会では近年みられなかった社会運動が台頭している。この社会運動は、原発事故というショックに対応して台頭したが、しかしその性格は、21世紀という特殊な時間におおきくは規定されていると思われる。この授業では、第二次世界大戦後の日本の社会運動と政治の関係について論じながら、この現代の社会運動を構造的に規定する要因について論じていく
- <受講にあたっての前提条件>
- 本授業は、ただたんに戦後日本の「社会運動史」を論じるのではなく、社会運動の背後にある、戦後日本の政治や経済、文化のありかたを重視して論じていく。したがってある程度の日本の戦後史についての知識が前提になる。
- <具体的な到達目標>
- 社会運動を歴史的、構造的にとらえることで、運動を媒介にして「現在」の政治社会の問題を捉えていくことを目標にする。
- <授業計画及び準備学習>
- 【第1回】導入−近代と社会運動
【第2回〜第3回】敗戦と戦後民主主義 【第4回〜第5回】安保闘争と高度成長 【第6回〜第8回】1968年 【第9回〜11回】企業社会と運動の周辺化 【第12回〜14回】新自由主義・グローバル化と新たな社会運動の叢生 【第15回】定期試験
- <成績評価方法>
- 試験あるいはレポートで評価する。変更がある場合には授業内で指示する。なお2015年度入学の1年生については、GradeD以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 特に指定しない
- <参考書>
- 以下の文献をもとに、授業を行っていくので、参考にせよ。
小熊英二『社会を変えるには』講談社現代新書、2012年、講談社現代新書 小熊英二、木下ちがや共同編集『原発を止める人々―3・11から官邸前まで』2013年 文藝春秋社
- <オフィスアワー>
- 各授業後、教室にて
- <学生へのメッセージ>
- とにかくおおまかにでも歴史的な事実を知ることが大事です。講義で興味をもったら、こういうものを読んだらいいというアドバイスをしますので、聞いてください。 なお、授業中、必要なコミュニケーション以上の私語を行っていると判断した場合には、ただちに退席してもらいます。
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