2016年度工学院大学 建築学部
△美術B(Fine Arts B)[1D06]
2単位 大竹 敦人 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 佐々木 健 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ◎ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 素描力(デッサン力)を理論と実技の両側面から理解し、絵画・造形活動の基礎を身につける。素描(デッサン)は三次元にある物体を二次元の紙面に写しとることから始められるが、その行為を構成している要素は複雑であり相関関係をもって成り立っている。本授業では観察・形態・明暗・動勢などの素描の基本要素を鉛筆デッサン4課題にて学習する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 絵画・造形活動への興味や関心があり、デッサン力を身につける意欲があること。
- <具体的な到達目標>
- ・観察の重要性を理解し、デッサンにおける基本姿勢と身体運動ができる。
・物体のプロポーションが正確にとらえられ、紙面に正しい構図で収めることができる。 ・形態を面の要素でとらえ、立体として把握し、紙面に表現することができる。 ・奥行きを紙面に表現することができる。 ・光源を理解し明暗の分類が紙面上でできる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.用具と技法
使用する基本材料や用具、技法について解説する。 準備学習:シラバスを読んで内容を理解し、用語とその意味を知る。
2.描くことと身体運動の関係(課題1-1) 観察の重要性と基本姿勢と身体運動についてと、課題1「水彩・静物A」の進め方を解説し、実技を行う。 準備学習:「描くことと身体運動の関係」の復習と課題を進める。
3.プロポーションと構図(課題1-2) 複数形態のプロポーションの測り方と構図について解説し、実技を行う。 準備学習:「プロポーションと構図」の復習と課題を進める。
4.水彩画の特性と色相環(課題1-3) 3原色絵具を使って水彩画の特性と色相環について解説し、実技を行う。 準備学習:「水彩画の特性と色相環」の復習と課題を進める。
5.色相と明度(課題1-4) 水彩画における色相と明度について解説し、実技を行う。 準備学習:「色相と明度」の復習と課題を進める。
6.プロポーションと構図(課題2-1) 複数形態のプロポーションの測り方と構図について解説し、課題2「水彩・静物B」の進め方を解説し、実技を行う。 準備学習:「プロポーションと構図」の復習と課題を進める。
7.光源と明暗(課題2-2) 水彩画における光源と明暗表現、イメージについて解説し、実技を行う。 準備学習:「光源と明暗」の復習と課題を進める。
8.質感表現(課題2-3) 水彩画における質感表現について解説し、実技を行う。 準備学習:「質感表現」の復習と課題を進める。
9.完成度(課題2-4) 水彩画における完成度とイメージについて解説し、実技を行う。 準備学習:「完成度」の復習と課題を進める。
10.細密表現と技法(課題3-1) 細密表現についての概略とその技法について解説し、課題3「細密画・静物C」の進め方を解説し、実技を行う。 準備学習:「細密表現と技法」の復習と課題を進める。
11.質感表現(課題3-2) 質感の描き分けについて解説し、実技を行う。 準備学習:「質感表現」の復習と課題を進める。
12.色彩表現(課題3-3) モノクロでの色彩表現について解説し、実技を行う。 準備学習:「色彩表現」の復習と課題を進める。
13.追求と完成度(課題3-4) 細密画における追求と完成度について解説し、実技を行う。 準備学習:「追求と完成度」の復習と課題を進める。
14.学習効果の確認 学習内容の振り返りと課題の返却を行う。
※課題に対してのフィードバック(指導)は授業時間中に適宜行う。 ※準備学習として授業時間外に絵画室にて課題を進めてください。
- <成績評価方法>
- 定期試験は行わず、課題による100%評価とする、GradeD以上の者に単位を認める。配点の内容は下記の通りとなる。
尚、〈具体的な到達目標〉に対しての到達度を提出された課題にて評価する。 課題1:30%、課題2:30%、課題3:40%
- <教科書>
- 指定教科書なし。必要に応じてプリントを配布する。
- <参考書>
- 指定参考書なし。
- <オフィスアワー>
- 火 - 水曜日12:50−13:40(八王子校舎3号館2F3202絵画準備室)
- <学生へのメッセージ>
- 安易な選択とならぬよう、興味や関心度、意欲など熟慮の上で受講登録に望むよう期待します。
また、後期「美術B」(色彩と質感)と合わせての受講が望ましい。
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