2016年度工学院大学 建築学部

線形代数学I(Linear Algebra I)[5306]

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2単位
小林 康麿 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
ベクトルや行列及びそれらを用いた連立一次方程式の解法などについて学習する。
線形代数は、数理科学や工学だけでなく、経済学など幅広い分野で用いられる。
本科目を修得すると、連立一次方程式などの複数の等式を扱った計算が円滑に行えるようになる。

<受講にあたっての前提条件>
高等学校で習った数学(特に数学T、U、A、B)が前提である。中でも、ベクトルに関する部分は一通り目を通しておいてほしい。数学V、Cを履修した人は、出来れば行列に関する部分にも目を通しておいてほしい。

<具体的な到達目標>
・ベクトルや行列の演算方法を理解し、その計算が出来る。
・行列の基本変形の方法を理解し、それを用いて連立一次方程式が解ける。
・行列式の計算が出来る。

<授業計画及び準備学習>
第1週  ガイダンス、平面・空間ベクトルとその演算
   準備学習:高校で学習したベクトルの復習をしておく事。
第2週  平面・空間ベクトルの内積
   準備学習:前回の授業の復習をし、理解しておく事。
第3週  行列の定義とその演算
   準備学習:前回の授業や高校で学習した行列の復習をし、理解しておく事。
第4週  様々な行列
   準備学習:前回の授業で学習した行列の復習をし、理解しておく事。
第5週  行列と連立一次方程式
   準備学習:高校で学習した連立一次方程式の復習をしておく事。
第6週  行列の基本変形
   準備学習:前回の授業の復習をし、理解しておく事。
第7週  連立一次方程式の掃き出し法
   準備学習:前回の授業で学習した行列の基本変形の復習をしておく事。
第8週  同次連立一次方程式の解法
   準備学習:第5回〜第7回の授業の復習をし、理解しておく事。
第9週  逆行列とその解法
   準備学習:第5回〜第7回の授業の復習をし、理解しておく事。
第10週 行列式の定義
   準備学習:前回の授業の復習をし、理解しておく事。
第11週 行列式の余因子展開
   準備学習:前回の授業で学習した行列式の計算方法を復習し、理解しておく事。
第12週 余因子行列と逆行列
   準備学習:第10・11回の授業の復習をし、理解しておく事。
第13週 クラメールの公式
   準備学習:第10・11回の授業の復習をし、理解しておく事。
第14週 学習内容の振り返り
   準備学習:前期に学習した内容の総復習を行い、理解しておく事。

<成績評価方法>
試験期間に実施する定期試験(70〜80%程度)と小テスト(30〜20%程度)により評価する。到達目標に照らして6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、GradeD以上の者に単位を認定する。
2014年度以前の入学生:定期試験(70〜80%程度)と小テスト(30〜20%程度)による評価(100点満点)が60点以上の者に単位を認定する。

<教科書>
「入門線形代数」三宅敏恒著(培風館)

<参考書>
「線形代数学 初歩からジョルダン標準形へ」三宅敏恒著(培風館)

<オフィスアワー>
金曜1〜3限の授業前後。八王子校舎1号館講師室(1N-125)

<学生へのメッセージ>
予習・復習をしっかり行い授業に臨む事。
日頃の学習の積み重ねが重要であり、1度覚えた公式などは、その後の授業でも使えるようになって欲しい。


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