2016年度工学院大学 建築学部
△総合文化アカデミックスキル(Academic Skills for Liberal Arts)[4108]
2単位 勝田 由美 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 長谷川 憲 教授 [ 教員業績 JP EN ] 林 真理 教授 [ 教員業績 JP EN ] 石川 敬史 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ◎ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- この授業では、大学生としての「主体的な学び」を実践できるよう、図書館やインターネットなどを利用した情報検察の方法を学びながら、柔軟な考え方と論理的な思考力、学問的成果を社会に伝えるための表現力、コミュニケーション力を養います。
- <受講にあたっての前提条件>
- 前期については、国語の習熟度調査で一定の点数以上をとった学生のみに履修を認めます。
- <具体的な到達目標>
- 1.批判的に考え、論理的に意見をまとめる力を養う
2.様々な学問分野に触れ、柔軟な考え方を身につける 3.図書館やインターネットなどを利用した情報検察に習熟する 4.不正な研究行為を行わないアカデミックモラルを身につける 5.説得力のある文章の書き方、口頭発表の仕方を身につける 6.クラスメートと切磋琢磨することで、批評眼に磨きをかける
- <授業計画及び準備学習>
- 1.授業ガイダンス(林、勝田、長谷川)
準備学習:この科目のシラバスを読んでくる。
2.スキルはじめの一歩:記録する技術(林) 準備学習:高校時代の自分の授業ノートを振り返っておく。
3.記録から思考へ:まとめる技術(林) 準備学習:前回の授業内容のうち、とくに記録の取り方を振り返っておく。
4.思考の整理:抽象と具体(林) 準備学習:前回の自身のまとめを振り返っておく。
5.思考の飛躍:問題を発見する(林) 準備学習:課題に取り上げる事例を考え、まとめておく。
6.概念や枠組みによる対象の分析(1):近代化と都市(勝田) 準備学習:都市の「機能」について検索をかけてみる
7.概念や枠組みによる対象の分析(2):都市社会学の誕生(勝田) 準備学習:都市の「内部構造」について検索をかけてみる
8.概念や枠組みによる対象の分析(3):都市のコミュニティ(勝田) 準備学習:「都市化によって人間関係は希薄になる」という考え方について 自分の意見をまとめてくる
9.概念や枠組みによる対象の分析(4):グループワーク(勝田) 準備学習:「都市とコミュニティ」についてレポートの下書きを用意する
10.グループ学習、共同研究への誘い(長谷川) 準備学習:グループ学習のやり方について、考えておく。
11.アイデアを出し合う/アイデアをまとめる(長谷川) 準備学習:説得力のある表現とはどういうものか、考えておく。
12.デザインを考える/プレゼンを考える(長谷川) 準備学習:評価されるプレゼンとはどういうものか、考えておく。
13.今和次郎「考現学」に学ぶ(石川) 準備学習:インターネットで「○○考現学」を検索(例:マスコミ考現学)、どのような言葉が流布されているか調べておく。
14.学習内容の振り返りと成果の発表(勝田、林、長谷川) 準備学習:これまでに提出したレポートのコピーを読み返しておく。
- <成績評価方法>
- 各教員がレポート課題や平常点に基づいて算出した点数を合算して評価し、A+〜Fの6段階のGradeで評価し、D以上の者に単位を認める。評価割合は複数回担当する教員がおのおの3/10、一回のみ担当する教員が1/10。各教員が必須とした課題をすべて提出していることが、単位修得の必要条件である。
- <教科書>
- なし。
- <参考書>
- 授業の中でその都度指示する。
- <オフィスアワー>
- 授業後に教室で対応する。
- <学生へのメッセージ>
- どんな建築も、人間が使用するものであること、社会と共にあるということは間違いありません。だからこそ、建築を学ぶためには、人間および社会に対する深い理解が求められます。そのための足場作りをぜひ大学時代に行って下さい。
- <備 考>
- この授業は建築学部1年生のための科目です。上級生や他学部生は受講できません。
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