2016年度工学院大学 建築学部

設備計画(Building Equipment Design)[2418]

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2単位
柳  宇 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
講義は単なる技術紹介はせず、設備システムが必要となる建築的社会的背景を重点的に解説する。履修者は、建築設備を総合的に理解するための大局観を構築することができる。

<受講にあたっての前提条件>
既習科目、または並行履修科目についての前提条件は特にない。

<具体的な到達目標>
・建築設備の名称とその機能を理解する。
・建築と地球環境問題の関わりについて理解する。

<授業計画及び準備学習>
下記の内容に加え,講義した内容について,仕組みを理解し,敷衍して考える力を身につけられるよう,講義内容へのコメントを求めたり,小課題を課したりすることで,講義内容を理解しているか確認する時間を授業に設ける。
1.オリエンテーション
授業の進め方を解説し、建築設備の概要を解説する。
準備学習:指定されたテキストをキューポートからダウンロードして印刷し、目を通す。
2.建築と地球及び都市の環境問題
地球環境問題及びヒートアイランド現象について説明する。
準備学習:テキストの1ページを読み、キーワードについて調べておく。
3.物質循環と建築
水資源の地球規模の大循環と建築の関わりについて解説する。
準備学習:テキストの2ページを読み、キーワードについて調べておく。
4.住宅の給排水衛生設備
住宅の給水、排水、ガス、給湯設備について解説する。
準備学習:テキストの3ページを読み、キーワードについて調べておく。
5.住宅の換気、空調設備
住宅における換気設備及び暖房・冷房設備、室内空気質について解説する。
準備学習:テキストの4ページを読み、キーワードについて調べておく。
6.ビルの給排水衛生設備
業務用建築における給水(上水・雑用水)、排水通気、雨水に関するシステムを解説する。
準備学習:テキストの5ページを読み、キーワードについて調べておく。
7.ビルの空調設備
業務用建築の空調・換気設備について解説する。
準備学習:テキストの6ページを読み、キーワードについて調べておく。
8.サステナブルデザイン
建築設備を持続可能性の視点から解説する。
準備学習:テキストの7ページを読み、キーワードについて調べておく。
9.快適環境
建築物の室内環境基準と温冷感について解説する。
準備学習:テキストの8ページを読み、キーワードについて調べておく。
10.ビルのエネルギー消費
事務所建築のエネルギー消費構造と、エネルギーインフラについて解説する。
準備学習:テキストの9ページを読み、キーワードについて調べておく。
11.エネルギーの効率的利用
建築における賢いエネルギーの使い方について解説する。
準備学習:テキストの10ページを読み、キーワードを調べておく。
12.環境効率
環境負荷を減らし豊かさを増やす考え方について解説する。
準備学習:テキストの11ページを読み、キーワードを調べておく。
13. 建築設備の事例研究
新しい建築設備の考え方を事例研究により解説する。
事前学習:ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)について調べておく。
14.学習内容の振り返り
準備学習:前回までの総復習を行う。

<成績評価方法>
期末試験による。GradeD以上の者に単位を認める。

<教科書>
空気調和・衛生工学会編「環境と空気・水・熱」パンフレット
電子データをキューポートから各自ダウンロードし、印刷する。

<参考書>
指定参考書無し。その都度指示する。

<オフィスアワー>
毎週水曜日10:30〜11:00、新宿キャンパス2417室

<学生へのメッセージ>
建築に関する幅広い興味の喚起を期待する。


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