2016年度工学院大学 建築学部

減災学入門(Introduction to Disaster Mitigation)[0102]

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2単位
三好 勝則 非常勤講師  [ 教員業績  JP  EN ]
村上 正浩 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
藤賀 雅人 助教  
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
災害から生命・身体・財産を守るための対処を自ら体得し、災害に強い地域社会づくりに役立てることを学ぶ。

<受講にあたっての前提条件>
既習科目、または並行履修科目についての前提条件は特にないが、「社会貢献学入門」を履修していることが望ましい。
4月に行う事前説明会に必ず出席する。

<具体的な到達目標>
災害の種類とその成因、対処法などの知識を学び、災害時の活動方法とその具体化方策を説明することができる。
上級救命講習による上級救命士の資格を取得する。

<授業計画及び準備学習>
下記の内容に加え、講義した内容について、コメントを求めたり、小課題を課したりすることで、講義内容を理解しているか確認する時間を授業時に設けます。
1 ガイダンス、授業計画の説明
 事前に配布する資料に基づき、講義の進め方を説明する。
2 災害の発生要因
 わが国の自然災害について説明する。
3 災害対処の基本的考え方
 わが国の災害対処の基本について説明する。
4 災害に対処する計画と訓練
 防災計画と訓練の意義について説明する。
 準備学習 2から4までを、防災白書などで確認しておく。
5 地震や火災(煙)による被害の防止方法
 地震や火災(煙)の発生状況と被害の防止策を説明する。
6 地震や火災に強い地域社会づくり
 災害に強い地域社会をつくるために必要な要素を説明する。
 準備学習 5と6を配付資料と参考書で調べて、整理する。
7 災害時の避難と被害防止
 避難行動について説明する。
8 救助用資機材
 救助に用いる資機材について説明する。
9 救助活動
 救助活動について説明する。
 準備学習 7から9までについて、自ら体得したことを整理する。
10 上級救命の意義
 救急救命措置が人命を助けることを説明する。
11 上級救命の処置内容(1)導入
 上級救命の意義を説明する。
12 上級救命の処置内容(2)基礎
 AEDの使用など救命の基礎を説明する。
13 上級救命の処置内容(3)応用
 搬送など救急救命の多様な方法を説明する。
 準備学習 上級救命講習教材の該当箇所を確認し、10から13までの内容を理解する。
14 学習内容の振り返り
 前回までの総復習を行い、自ら災害に対処できることを理解する。
 準備学習 これまでの講義内容、効果測定を確認しておく。

<成績評価方法>
レポート課題を50点満点、中間課題(実習)を50点満点で評価し、合計60点以上を合格とする。3回以上の欠席は履修放棄とみなし成績評価は行わない。

<教科書>
上級救命講習教材(事前説明会時に指定)、その他の資料は適宜配布

<参考書>
林春男、いのちを守る地震防災学、岩波書店
総務省消防庁、消防白書、インターネットでの閲覧が可
内閣府、防災白書、インターネットでの閲覧が可

<オフィスアワー>
夏期集中講義期間中に設ける。

<学生へのメッセージ>
・本講義は、八王子校舎のほか、東京消防庁の施設等で実施する予定である。
・受講希望者は4月に行うガイダンスに出席し、事前レポートを提出する。
・講習機材・指導員等の関係から受講者生は50名程度とする。
・詳しい実施日時などについては、掲示板・ポータルシステムにて確認すること。
・本講義終了後、上級救命講習の修了証を交付する。


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