2016年度工学院大学 建築学部
減災学入門(Introduction to Disaster Mitigation)[0102]
2単位 三好 勝則 非常勤講師 [ 教員業績 JP EN ] 村上 正浩 教授 [ 教員業績 JP EN ] 藤賀 雅人 助教
- <学位授与の方針>
| 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 災害から生命・身体・財産を守るための対処を自ら体得し、災害に強い地域社会づくりに役立てることを学ぶ。
- <受講にあたっての前提条件>
- 既習科目、または並行履修科目についての前提条件は特にないが、「社会貢献学入門」を履修していることが望ましい。
4月に行う事前説明会に必ず出席する。
- <具体的な到達目標>
- 災害の種類とその成因、対処法などの知識を学び、災害時の活動方法とその具体化方策を説明することができる。
上級救命講習による上級救命士の資格を取得する。
- <授業計画及び準備学習>
- 下記の内容に加え、講義した内容について、コメントを求めたり、小課題を課したりすることで、講義内容を理解しているか確認する時間を授業時に設けます。
1 ガイダンス、授業計画の説明 事前に配布する資料に基づき、講義の進め方を説明する。 2 災害の発生要因 わが国の自然災害について説明する。 3 災害対処の基本的考え方 わが国の災害対処の基本について説明する。 4 災害に対処する計画と訓練 防災計画と訓練の意義について説明する。 準備学習 2から4までを、防災白書などで確認しておく。 5 地震や火災(煙)による被害の防止方法 地震や火災(煙)の発生状況と被害の防止策を説明する。 6 地震や火災に強い地域社会づくり 災害に強い地域社会をつくるために必要な要素を説明する。 準備学習 5と6を配付資料と参考書で調べて、整理する。 7 災害時の避難と被害防止 避難行動について説明する。 8 救助用資機材 救助に用いる資機材について説明する。 9 救助活動 救助活動について説明する。 準備学習 7から9までについて、自ら体得したことを整理する。 10 上級救命の意義 救急救命措置が人命を助けることを説明する。 11 上級救命の処置内容(1)導入 上級救命の意義を説明する。 12 上級救命の処置内容(2)基礎 AEDの使用など救命の基礎を説明する。 13 上級救命の処置内容(3)応用 搬送など救急救命の多様な方法を説明する。 準備学習 上級救命講習教材の該当箇所を確認し、10から13までの内容を理解する。 14 学習内容の振り返り 前回までの総復習を行い、自ら災害に対処できることを理解する。 準備学習 これまでの講義内容、効果測定を確認しておく。
- <成績評価方法>
- レポート課題を50点満点、中間課題(実習)を50点満点で評価し、合計60点以上を合格とする。3回以上の欠席は履修放棄とみなし成績評価は行わない。
- <教科書>
- 上級救命講習教材(事前説明会時に指定)、その他の資料は適宜配布
- <参考書>
- 林春男、いのちを守る地震防災学、岩波書店
総務省消防庁、消防白書、インターネットでの閲覧が可 内閣府、防災白書、インターネットでの閲覧が可
- <オフィスアワー>
- 夏期集中講義期間中に設ける。
- <学生へのメッセージ>
- ・本講義は、八王子校舎のほか、東京消防庁の施設等で実施する予定である。
・受講希望者は4月に行うガイダンスに出席し、事前レポートを提出する。 ・講習機材・指導員等の関係から受講者生は50名程度とする。 ・詳しい実施日時などについては、掲示板・ポータルシステムにて確認すること。 ・本講義終了後、上級救命講習の修了証を交付する。
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