2016年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科

住宅インテリア(Residential Interior Design)[5B15]

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2単位
冨永 祥子 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
●住宅のインテリアデザインの歴史を知る。
●近現代の建築家が何を考えどのように室内空間を作っているか、国内外の住宅の実例を通してテーマごとに具体的に考え、デザインの手法を習得する。

<受講にあたっての前提条件>
特にないが、基礎設計図法、建築設計1・2・3、建築計画1・2・3を習得済または履修中の学生であることが望ましい。

<具体的な到達目標>
●作品を通して、住宅におけるインテリアの具体的な設計手法と、そこに込められた設計者の意図を把握できるようになる。
●最終的には各自の設計に応用できるよう、3回のレポートを「インテリア設計手法ノート」としてまとめる。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス/住宅のインテリアデザインとは/内と外
   準備学習:授業で取り上げる住宅を調べる

2.室内空間を構成する部位 1)柱と壁
   準備学習:授業で取り上げる住宅を調べる

3.室内空間を構成する部位 2)床と天井
   準備学習:授業で取り上げる住宅を調べる

4.平面と領域・限定
   準備学習:授業で取り上げる住宅を調べる

  ●第1回レポート提出・採点(次回授業時に優秀レポートの講評・返却)

5.開口部・建具
   準備学習:授業で取り上げる住宅を調べる

6.光・色・テクスチュア
   準備学習:色・光・テクスチュアが効果的な住宅事例を調べる

  ●第2回レポート提出・採点(〃)

7.前半授業のまとめ レポート講評

8.照明1(照明手法)
   準備学習:照明が効果的な住宅事例を調べる

9.照明2(照明器具)
   準備学習:照明器具が効果的な住宅事例を調べる

10.素材1(自然素材)
   準備学習:木・石・土の素材感が効果的な住宅事例を調べる

11.素材2(人工材)
   準備学習:鉄・ガラスの素材感が効果的な住宅事例を調べる

  ●第3回レポート提出・採点(〃)

12.家具・装飾
   準備学習:自分が好きな家具とそのデザイナーを調べる

13.建築家の自邸での試み
   準備学習:指定された住宅事例を調べる

14.授業全体のまとめ レポート講評

  ●第4回レポート提出・採点(採点後返却)

※授業の順番・内容は、進捗状況により一部変更することもあるので、その場合は授業時間内に連絡する。

<成績評価方法>
授業を4つに区切り、その範囲の講義内容のレポートを計4回提出してもらう。
単位認定は、4回のレポートの平均点で評価により、到達目標に達したと認められる者(Grade D 以上の者)を合格とする。
毎回出席しないとこの授業のレポートは書けないので、欠席しないことが単位認定の最低条件である。

<教科書>
指定教科書は無し。必要な資料は授業時に配布する。
授業はパワーポイントを使用して進める。

<参考書>
「日本のインテリア」神代雄一郎著 井上書院出版
「日本デザイン論」伊藤ていじ著 鹿島出版社
「住宅特集」「新建築」新建築社出版 他

<オフィスアワー>
授業終了直後(講義教室にて)
火曜2限(A-2671室・冨永研究室)
tominaga@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
住宅インテリアの特徴は、ある特定の住まい手の暮らし方が、長い時間をかけて蓄積されることです。
また住宅は小規模なので、構造・設備・周辺環境等とインテリアデザインを明確に切り離して考えることはできません。
この授業では、インテリアデザインを独立した要素として考えず、常に住宅全体をとらえる視点を持って臨んで下さい。
また授業と並行して、日頃から身近な素材に触れたり、空間やもののスケールを測ってスケッチしたり、身体で体験する習慣をつけることをお勧めします。

<参考ホームページアドレス>
http://ftarchitects.jp/


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