2016年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科

哲学とは何か(What is Philosophy)[4B02]

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2単位
真達 大輔 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
ニーチェとハイデガーの哲学について学ぶ。
現代哲学を代表する二人の思索を、一方では我々の身近な問題に引きつけて、他方では西洋哲学の歴史全体の中に置いて考える。そのことを通じて、思想を知識として身に付けるだけではなく、粘り強く「哲学することを学ぶ」。
なお、毎回授業の終わりに意見等を書くことで、主体的に考え、書く力も養う。

<受講にあたっての前提条件>
特になし

<具体的な到達目標>
西洋哲学についての、とりわけニーチェとハイデガーの哲学についての大まかな知識を身に付けること
抽象的、論理的に思考する力を身につけ、考えを豊かにすること

<授業計画及び準備学習>
第1回  イントロダクション
 準備学習 高校の「倫理」の資料集などでニーチェ・ハイデガーについて調べておく。
第2回  ニーチェ1 理性と肉体
 準備学習 配布資料を読み込んでおく。
第3回  ニーチェ2 「真理」とは何か?
 準備学習 配布資料を読み込んでおく。
第4回  ニーチェ3 道徳と「良心のやましさ」
 準備学習 配布資料を読み込んでおく。
第5回  ニーチェ4 ニヒリズム
 準備学習 配布資料を読み込んでおく。
第6回  ニーチェ5 「超人」と「永遠回帰」
 準備学習 配布資料を読み込んでおく。
第7回  ハイデガー1 存在への問い
 準備学習 配布資料を読み込んでおく。
第8回  ハイデガー2 哲学の出発点としての「私」
 準備学習 配布資料を読み込んでおく。
第9回  ハイデガー3 世界の内に「住む」ということ
 準備学習 配布資料を読み込んでおく。
第10回  ハイデガー4 他者と共にあるということ
 準備学習 配布資料を読み込んでおく。
第11回  ハイデガー5 日常における人間のあり方
 準備学習 配布資料を読み込んでおく。
第12回  ハイデガー6 「死」の意味
 準備学習 配布資料を読み込んでおく。
第13回  学習成果の確認(授業内試験)
第14回  学習内容の振り返り

<成績評価方法>
授業時間内に筆記試験(100点満点)を行い、60点以上を合格として単位を認定する。
授業内容についての基本的知識が身についているかということと、論理的で明確な文章を書けているかということを基準に評価する。

<教科書>
特に指定しない。
授業の中で資料を配布する。資料を試験課題にすることもあるので、紛失しないよう保管しておくこと。

<参考書>
特に指定しない。
必要に応じて、授業の中で紹介する。

<オフィスアワー>
授業終了後に教室または講師室にて、気軽に声をかけて下さい。
また、授業中の質問も多いに歓迎します。一人一人の疑問・感想を教室全体に投げかけることは、お互いの理解を深めることにもなります。

<学生へのメッセージ>
哲学は必ずしもわかりやすい学問ではないかもしれませんが、根源的なテーマについて一つ一つじっくり考えていく知的快楽があります。皆さんと「哲学」する楽しさを共有したいと思いますので、哲学に関して予備知識のある人も、ない人も積極的な参加を期待します。


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