2016年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科

建築情報処理II(Information Processing for Architecture II)[1H21]

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2単位
杠  公右 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
前期科目の建築演習Iに引き続き、より高度な3次元CGの技術の習得を目指す。

<受講にあたっての前提条件>
高度な内容となるため、
履修希望者は前期の情報処理演習の授業を履修した者、
もしくは3次元CADの操作が出来る者とします。
また長い時間PCのモニターを見ていても健康上の問題が無いこと。

<具体的な到達目標>
前期授業が空間の構築だとすると、後期授業は空間の表現の習得となります。
CGと実写の合成、CGアニメーションの作成といった更に高度なCGの技術を
自分で扱えるようにします。

<授業計画及び準備学習>
1-7週 下記1-6までの内容を学ぶ。
準備学習:初週はPCの基本操作を習熟、前期授業の復習をしておく
         前期授業を受けていない者は相当する内容を学習しておくこと。
         以降前回までの演習内容を自身で操作できるよう復習しておく

8-13週 各自課題の作成を行う
平行して下記7-8の内容を学ぶ
準備学習:前回までの演習内容を自身で操作できるよう復習しておく

13週  各自課題の作成を行う
     課題提出
準備学習:前回までの演習内容を自身で操作できるよう復習しておく

14週  学習内容の振り返り
準備学習:前回までの総復習をしておく

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1.複雑な3Dオブジェクトの作成
2.質感表現
3.照明計画(ラジオシティ表現など)
4.カメラマッチ(写真合成)
5.静止画表現のバリエーション
6.アニメーションの作成方法
7.アニメーションファイルの扱い
8.イラストレーター、フォトショップによるプレゼンテーションボード作成

※提出課題の作成を含めて、基本的には授業時間内での習得となるが、
 習熟度によっては復習を兼ねた小課題を出す場合もあります。

<成績評価方法>
A授業を通じて作成した静止画とアニメーションを13週に提出。
静止画を60点満点アニメーションを40点満点の合計100点満点で評価

ただし小課題を出した場合は
B小課題の合計点数を10点満点として評価し、
Ax0.9+Bを評価点とする。

<教科書>
指定教科書なし

<参考書>
指定参考書は無いが希望する学生には紹介可。
また授業で使用する3DCGソフトは学生は無償で入手できるので、
自宅にPCを持っている学生は活用してください。

<オフィスアワー>
同室にて授業終了後30分

<学生へのメッセージ>
前期に学ぶ技術は3D形状の作成方法を主とし、後期は高度な表現方法を学びます。
全期を通じて建築CGを作成する上で必要な技術は一通り学べます。
習得はそれなりに大変ですが、思い通りの表現が出来るようになった時の達成感は高く、
習得した技術の利用価値も大きなものになるはずです。


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