2016年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科
建築情報処理II(Information Processing for Architecture II)[1H21]
2単位 杠 公右 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 前期科目の建築演習Iに引き続き、より高度な3次元CGの技術の習得を目指す。
- <受講にあたっての前提条件>
- 高度な内容となるため、
履修希望者は前期の情報処理演習の授業を履修した者、 もしくは3次元CADの操作が出来る者とします。 また長い時間PCのモニターを見ていても健康上の問題が無いこと。
- <具体的な到達目標>
- 前期授業が空間の構築だとすると、後期授業は空間の表現の習得となります。
CGと実写の合成、CGアニメーションの作成といった更に高度なCGの技術を 自分で扱えるようにします。
- <授業計画及び準備学習>
- 1-7週 下記1-6までの内容を学ぶ。
準備学習:初週はPCの基本操作を習熟、前期授業の復習をしておく 前期授業を受けていない者は相当する内容を学習しておくこと。 以降前回までの演習内容を自身で操作できるよう復習しておく
8-13週 各自課題の作成を行う 平行して下記7-8の内容を学ぶ 準備学習:前回までの演習内容を自身で操作できるよう復習しておく
13週 各自課題の作成を行う 課題提出 準備学習:前回までの演習内容を自身で操作できるよう復習しておく
14週 学習内容の振り返り 準備学習:前回までの総復習をしておく
----------------------------------------- 1.複雑な3Dオブジェクトの作成 2.質感表現 3.照明計画(ラジオシティ表現など) 4.カメラマッチ(写真合成) 5.静止画表現のバリエーション 6.アニメーションの作成方法 7.アニメーションファイルの扱い 8.イラストレーター、フォトショップによるプレゼンテーションボード作成
※提出課題の作成を含めて、基本的には授業時間内での習得となるが、 習熟度によっては復習を兼ねた小課題を出す場合もあります。
- <成績評価方法>
- A授業を通じて作成した静止画とアニメーションを13週に提出。
静止画を60点満点アニメーションを40点満点の合計100点満点で評価
ただし小課題を出した場合は B小課題の合計点数を10点満点として評価し、 Ax0.9+Bを評価点とする。
- <教科書>
- 指定教科書なし
- <参考書>
- 指定参考書は無いが希望する学生には紹介可。
また授業で使用する3DCGソフトは学生は無償で入手できるので、 自宅にPCを持っている学生は活用してください。
- <オフィスアワー>
- 同室にて授業終了後30分
- <学生へのメッセージ>
- 前期に学ぶ技術は3D形状の作成方法を主とし、後期は高度な表現方法を学びます。
全期を通じて建築CGを作成する上で必要な技術は一通り学べます。 習得はそれなりに大変ですが、思い通りの表現が出来るようになった時の達成感は高く、 習得した技術の利用価値も大きなものになるはずです。
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