2016年度工学院大学 建築学部建築学科
環境実験(Fundamental Experiment of Environmental Architecture)[3J01]
2単位 西川 豊宏 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 柳 宇 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 受講生は、室内居住環境の測定や実験装置を使ったシステム実験を行い、測定方法やデ−タの分析、システムの性能評価法について学ぶ。
- <受講にあたっての前提条件>
- 建築環境・設備系授業(環境工学、空気調和設備、環境評価法など)で習得した知識が整理されていると良い。
- <具体的な到達目標>
- (1)室内居住環境の測定法を習得する。
(2)熱移動の原理を実験により理解する。 (3)圧縮式冷凍機と冷却塔の原理をデータ計測と分析により理解する。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1回 ・オリエンテーション
第2回 ・室内環境実験-1(計測機器の使い方/計測技術・事前学習:温度計の原理を調べておく。) 第3回 ・室内環境実験-2(室内温熱/空気質環境のデータ計測・事前学習:建築物衛生法の室内環境基準を覚えておく。) 第4回 ・室内環境実験-3(室内温熱/空気質環境のデータ分析・事前学習:実験データを整理しておく。) 第5回 ・室内環境実験-4(音響環境のデータ計測・事前学習:音の性質、防音、遮音について調べておく。) 第6回 ・室内環境実験-5(音響環境のデータ分析・事前学習:実験データを整理しておく。) 第7回 ・空調システム実験-1(実験装置の使い方/システム系統の実測・事前学習:中央式空調設備の概要を調べておく。) 第8回 ・空調システム実験-2(空気調和機に関するデータ計測・事前学習:エアハンドリングユニットの構造を理解しておく。) 第9回 ・空調システム実験-3(冷凍機に関するデータ計測・事前学習:冷凍機の圧縮式と吸収式の違いが説明できるようにしておく。) 第10回・空調システム実験-4(冷却塔に関するデータ計測・事前学習:冷却塔の構造と冷却熱量の計算方法を調べておく。) 第11回・空調システム評価法(空調システム実験のデータ分析・事前学習:実験データを整理しておく。) 第12回・熱移動実験-1(熱伝導実験のデータ計測・事前学習:熱伝導の原理を復習しておく。) 第13回・熱移動実験-2(熱対流・輻射実験のデータ計測・事前学習:対流と輻射による熱伝達の原理を復習しておく。) 第14回・学習内容の振り返り
※第1回〜第6回は新宿キャンパスで、第7回〜第14回は八王子キャンパスで実施する。
- <成績評価方法>
- 実験毎に課すレポ−ト課題により内容を評価し、60点以上の者に単位を認める。
定期試験は実施しない。
- <教科書>
- 指定教科書なし
※設備実験室発行のプリントを使用する。
- <参考書>
- ・建築環境工学実験用教材(日本建築学会編)
・最新建築環境工学(井上書院)
- <オフィスアワー>
- ■新宿校舎(A-2413)
火曜日(通年) 12:50-13:40 木曜日(前期) 18:00-19:30 金曜日(後期) 13:40-15:25 ■八王子校舎(11-153) 水曜日(前期)12:30-13:30 木曜日(後期)11:00-12:00
- <学生へのメッセージ>
- 専門科目の総合学習となる。
環境設備設計や設備施工分野に進む学生はもちろん、環境設備系で卒業研究を進める学生は、この授業で測定技術や方法、システムの評価法について理解を深めてもらいたい。
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